マガジンのカバー画像

ロジカルシンキングの資料作成術

35
資料作成のルールに関する図解をまとめています。資料作成のうまい人が実践しているテクニックを紹介します。
運営しているクリエイター

2022年7月の記事一覧

プレゼン手法の使い分け(SDS/PREP/DESC)

概要この3つでほとんどのプレゼンに対応できます。パワーポイントで作成したスライドをダウンロードできるようにしました。レイアウトやインデント、色使いの参考にしてみて下さい。 DESCには2つの表現タイプが知られています。 (オリジナル型) ⇔ (派生型)  Describe ⇔ Describe  Express ⇔ Express  Specify ⇔ Suggest  Consequence ⇔ Choose オリジナル型は、状況共有し、自分の意見と選択肢を示して、

セールストークの使い分け

概要何かを相手に売り込みたいとき、この2つを知っておけばだいたい大丈夫です。パワーポイントで作成したスライドをダウンロードできるようにしました。レイアウトやインデント、色使いの参考にしてみて下さい。 参考書籍FABE法やBEAF法のように考え方の定石をまとめたものをフレームワークと呼びます。よく使われるものを『フレームワーク使いこなしブック』(日本能率協会マネジメントセンター)で詳しく解説しています。この本は、新人の東むぎ夫がフレームワークを使って課題を解決していくストーリ

わかりやすいと思わせる「ひらく」漢字100個

概要1つ1つの文章がわかりやすくなれば、文書もわかりやすくなります。 そう決めつけてしまうのは早計です。わかりやすい文章を作るのに必要なのは、国語の成績ではなく、伝えたいことを簡単な言葉で表現する力です。難しい表現を多用するのではなく、誰にでも読み解ける文章を書く力が求められます。 漢字率を下げると読みやすくなる選挙の時期になると街中に選挙ポスターが貼りだされます。候補者の名前には、本来の氏名をひらがなに置き換えているものが多いですよね。「吉澤 準特」と「吉ざわ じゅんと

有料
100

ロジック構造化の使い分け

概要コンサルが仕事で扱うほとんどのことは、ロジックツリーとピラミッドストラクチャーを用いることで、ロジックを構造化します。 ロジックツリーは対象テーマを要素分解し、各要素の関係性を網羅的に可視化するため、問題発見や解決策立案に役立ちます。 ピラミッドストラクチャーは、結論を支える根拠とその事例を組み立て、理論の整合性を可視化するため、報告やプレゼンのストーリー作りに役立ちます。 ロジックツリーとピラミッドストラクチャーは、両方ともプロジェクトやタスクの進行管理に役立つツ

相関関係・疑似相関・因果関係

概要仮説検証がうまい人はこの違いをよくわかっています。相関関係・疑似相関・因果関係の違いを意識すると、何にフォーカスして分析すればいいか分かります。 相関関係、因果関係、疑似相関を区別することにはいくつかの利点があります。 まず、適切な分析方法を選択することができます。例えば、相関係数を計算することは簡単であり、相関関係を測定することができますが、因果関係を明らかにすることは非常に困難であり、適切な実験を設計する必要があります。疑似相関に関しては、相関があるように見える関

日本語の方がわかりやすいカタカナ語:14個

概要日本語で表現して違和感ない言葉であっても、カタカナ語で置き換えている文章が増えています。たとえば次の文章を見てください。 これは、実際にある組織のIT部門から示された社内アナウンス文書に書かれていた文章です。システム部と総務部の人には理解できるものでしたが、他部署からは「わかりにくい、日本語で書け」と文句が寄せられました。 日本語に置き換えても十分通じるもの、日本語表現の方が一般的だと思われるものはカタカナ語句を用いません。特にこれらの14個の言葉は、日本語の方がイメ

ロジカル資料作成タイプ診断

概要いろいろなビジネスパーソンと一緒に仕事をしてきましたが、資料をたくさん作っている人ほど分かりやすい資料を作ることができます。 たとえば、パワーポイント資料の作成経験が少ない人は、読み手が資料からどんな理解をしてくれるのか想像できません。その結果、自身の脳内補完を前提とした、独りよがりの資料ばかりを作ります。しかし、そうした資料を作り続けるうちに、相手の理解を引き出すための工夫をするようになり、その経験を積み重ねることで、分かりやすい資料を素早く作れるようになります。