キャリアツーリズム in 熊野 〜”会話”と”体験”で気づく新たな自分・感情〜
「人生とは旅である。」
自分の人生を再スタートしたい。
人生を変える旅や出会いをしたいと思ったことはありませんか?
株式会社せんのみなとさんのプログラムで、5月20日から、1泊2日和歌山見へキャリアツーリズムに行ってきました!
↑ツアーが終わってすぐ、こんな素敵な動画もいただきました!
キャリアツーリズムとは、生き方(キャリア)と旅(ツーリズム)を組み合わせた言葉です。
旅を通じて、仕事や社会の関わり方に不安を抱く人や自己実現を追求する人が、豊かな生活を考えることができます。
日常から離れて地方を旅をすることで、旅の後も自分らしい生き方を継続し、充実した日常を実現することを目指しています。
今回は、私がキャリアツーリズムを通して感じた地域との繋がり、地域のゲストハウスで過ごして得られたもの、熊野の魅力を紹介します。
人生をつなぐ。母親のようなゲストハウス
初日、和歌山県すさみ町にあるLacomaゲストハウスに集合しました。
Lacomaゲストハウスは、株式会社Lacomaの高柳沙月さんが運営するゲストハウスです。
沙月さんは、会社員として勤める中、自分らしく生きると決意し、「人生をつなぐ母親的な場所になるように」の思いのもとゲストハウスを運営されています。
旅館でもない、自宅でもないアットホームな空間でありながら、一歩外に出ると、山と海の大自然が一望できる日常で疲れた時に訪れたくなる場所でした。
価値観を言葉にすると、自分が見えてくる
ゲストハウスに着いてから、参加者の自己紹介とともに、エンゲージメントカードを使ったワークをしました。
エンゲージメントカードには、様々な価値観が書かれています。
例えば、「感謝」、「勝利」、「自由」などのカードです。
ランダムに配られた7枚のカードを使って、自分の価値観と合わないカードを手放したり、欲しいものは交換し、価値観の書かれたカードの山がなくなるまでカードを引き続けていきます。
カードを引いていく中で、手放した理由や価値観の解釈を説明したり、話し合います。
自分の価値観を知ること、相手の価値観を知ることができ、自己理解だけでなく、グッとお互いの距離が深まるワークでした。
7つしかカードを選べないという中で、「それ手放すの!?」という瞬間は大盛り上がりでした。
私は、「愛」と「家族」を手放してしまいました(笑)。
私が「愛」や「家族」を手放したのは、心の在り方や行動を伴いながら「愛」や「家族」を大事にしたいと考えているからです。
例えば、「愛」や「家族」は「寛容さ」という価値観を大切にすることで結果として満たされていくのではないでしょうか?
人の価値観は千差万別です。定義そのものも違うこともあります。
エンゲージメントカードを使い、価値観を話したことで、お互いの理解を深めました。他者との違いを知り、自分の理解を深められました。
自分の価値観、他者の価値観をもっと理解できるようになろうと思いました!
地元の方からの話で気づくこと
エンゲージメントカードのワークが終わると、次の日に訪れる熊野についての事前学習を行いました。
1日中、内容が盛りだくさんです!
まずは、すさみ町に住んでいる中村 千佳子さんからお話を聞きました。
千佳子さんは、熊野古道の語り部をされています。
千佳子さんは、過去には、海女さんをされていたり、山にも海にも詳しく、非常に経験豊かな方で、興味をそそられる内容ばかりでした。
地元の方から直接聞く熊野のお話は、とても貴重だなと思います!
講義の第2弾として、埼玉と和歌山で二拠点生活をする村上 裕美子さんから「自然のもたらす効果」についてお話を伺いました。
村上さんは、ローカル×キャリア×ブラジルという、キャリアの掛け算を極めたような方で、面白い話をたくさん聞きました。
特に、ブラジルを絡めた話は、どれも初耳ばかりでした。
お二人の話を聞いて、私がこれからキャリアを歩む中で、千佳子さんや、村上さんのような、ちょっと他人と違った経験をしたいなと思うようになりました。
周りと違う経験をしていると、生き方の味や深みが増すんだと気づいた時間でした。
温泉!夕食!語り!
ワークと講義を終えた後は、近くの温泉に行きました。
旅といえば、温泉。
波の音を聞きながら、1日の疲れを癒す時間でした。
温泉の後は、待ちに待った夕食です。
ご飯は土鍋。肉を使っておらず、全て菜食料理。
こだわり満点、贅沢でおいしい夕食でした!
夕食の後は、参加メンバーと、日を越してしまう勢いで語り合い、1日が終わりました。
熊野を歩きながら自分と向き合う。他人を知る。
2日目、興奮が冷めやらないまま朝早く起きてしまいました。
6時ぐらいに起きて、ゲストハウス周辺を散歩したりしながら、昨日のことを整理していました。
まわりも起き始め、パンとゆで卵の朝食をみんなで食卓で並びながら食べると、すぐに熊野歩きに出発しました。
江住駅から那智駅まで、電車に揺られながら、主催者の方に私の過去や将来の話を聞いていただきました。
キャリアツーリズムの魅力の1つは、キャリアのスペシャリストがすぐ隣に常にいることだと改めて感じさせられました。
那智駅に着くと、ひたすら熊野古道を歩き続けました。
合計4時間ぐらいは自然の中を歩いたと思います。
途中途中で、語り部の千佳子さんから土地の歴史を聞きながら、山を登っていきました。
熊野は神道と仏教が融合しており、宗教文化的にも価値の高い場所です。
過去も現在も多くの人がこの土地に魅力に引き寄せられてきたと考えるだけで、パワーをもらいました。
途中ではお弁当を挟んだり、お互いの理想やキャリアについても話しながら時間を過ごしました。
自然という壮大な環境と、豊かなキャリアを描く方々との会話は、あっという間でワクワクした感情が止まりませんでした。
温泉と別れ
熊野古道を歩き、ゴール地点の那智の滝に着いた後は、近くのバス停に乗り、スタート地点の那智駅に戻りました。
那智の滝は、滝に打たれたら即死だなと思うほど、大迫力でした。
那智駅についた後は、汗を流しに温泉へ。
那智駅の近くの港から船で10分くらいで行ける浦島というホテルにある温泉に行きました。
洞窟の中にある温泉で、温泉の入り口前から硫黄臭たっぷり、今まで訪れたことがない神秘的な場所でした。「帰るのを忘れさせるほど」と褒められているぐらいです。
温泉の写真を貼りたいのですが、さすがに撮れないので、ホテルのHPから画像を見たり、実際に訪れてみてください!
そして、温泉から出ると別れの時間が近づいてきました。
プログラムとしては、2泊3日で次の日までありましたが、私は仕事の都合で早めに帰らなければならなかったからです。
2日間でも参加可能と調整して下さった主催者の方には感謝です!
ホテル浦島から港への帰り道、フェリーに乗りながら、最後のワークをしました。
初日で最後まで残った価値観をもとに、改めて自己紹介する、というものです。
すぐに考えることが難しく、頭もフル回転でした。
最後の自己紹介も終え、達成感と同時に寂しさを感じながら、フェリー最寄りの紀伊勝浦駅から家に帰って、今回の旅を終えました。
キャリアツーリズムで得たもの
主催者、参加者みなさんの経験の豊富さや、見えてる社会の解像度には圧倒されました。
初日で感じたように、もっと自分らしい、自分にしかない経験を増やしたいと思いました。
それには、今回のように会話や体験を通して、違う世界を知ることが鍵なんだなと思います。
今回、熊野を歩く中、株式会社せんのみなとの代表の高崎澄香さんにこんな質問をしました。
『テーマとして、「会話」と「体験」とありますが、どうして「対話」でないんですか?
「対話」の方が語呂がいい気がします。』
最初は「対話」を考えていたそうですが、「会話」で人と話すだけでもが気づきを得ることが多いのと、「会話」という言葉の方が馴染みやすいからだそうです。
もっと話すことを気軽に考えても良いんだと思わされました。
私が思うに、会話には、「関係性」と「場所」が重要です。
例えば、上司とのキャリア面談という場面を考えた時、決して悪い意味ではなく、本音を言えない場面があるはずです。
これは、人の問題ではなく、関係性の問題のことが多いです。
評価する・されるの関係性になってしまったり、立場によって大事にするポイントが違うため、前提が合わないことが増えるためです。
場所についても、周りに他人がいるオフィスの中で面談をするのと、個室でするのとでは、話しやすさが大きく変わってきます。
キャリアツーリズムの話に戻しますが、
価値観ワークとメンバー全体で築いた「関係性」、Lacomaゲストハウスの雰囲気や熊野という自然豊かで「場所」というのは、貴重で恵まれた機会だったと感じました。
心躍らせる、新たなキャリアを踏み出すきっかけになる2日間でした。
参加メンバーの皆さん、本当にありがとうございました!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
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