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10歳となった娘への贈り物
3月で10歳を迎えた私の娘。
せっかくの休校中であるが故、何かを経験させたいなと考えておりましたところでしたが、3月某日に、岩手県宮古市(旧田老町)への二人旅を決行してまいりました。
旧田老町には、2011年3月11日の震災により甚大な被害を被った観光ホテルが当時のまま残されております。
外観は、ちょうど津波の高さの程までえぐられており、津波の力がどれほどすさまじいかということを直接目にすることが出来ます。その光景からは、自然に対する畏怖を否が応でも感じざるを得ません。おそらくは10歳の子どもであったとしても。
当時まだ1歳だった我が子に震災の全てを知ってほしい、なんて思いは微塵もありませんが、少しでも自然災害の恐ろしさを知ってほしい、そして、今後の人生において津波が来る恐れがあることを知ったときは、目の前にある光景を思い出して我が命最優先で避難してほしい。ひたすらそう願った親バカな旅でした。
震災遺構として保存される当地ですが、訪れたこの日、私たちが駐車場に到着するやいなや、可愛いお出迎えがありました。
なんとも人懐っこいコで、ニャンニャン鳴きながら懐いてくるその姿に、齢40のイイおっさんが萌え尽きてしまったのは言うまでもありません。
恩恵。畏怖。
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