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奥野じゅん
2021年8月9日 02:13
絶対に休めない日の朝に、風邪を引いたかもしれないと思ったとき、人は何をするだろうか。 薬を飲む、冷却シートを貼る、ねぎを首に巻く……。 色々あると思うけれど、僕は、『熱があると信じないように、何度も計る』だと思う。 要するに、三十六度台が表示されるまで、何度も計り続けるのだ。 完全に挟まないように少し浮かせてみたり、うちわで顔をあおいでから計ってみたり、あとは、犬のように舌を出して口から