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突発的な短編マガジン

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1話完結の短編です。
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2020年11月の記事一覧

にはとり

 僕はよくわからないたまごから生まれ、自分で自分を定義しなければならなかったので、自らを『にはとり』と名付けた。
 意味は特になくて、なんとなく僕の顔がそれっぽいなと、揺れる水面を見ながら思っただけだ。
 僕はにはとりとして、生まれた橋の下で二年ほど生きた。
 ある日、川の向こうから舟がやってきて、僕を乗せていってくれることになった。
 僕は橋の下の友達に別れを告げて、向こう岸へ行った。
 そして

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