コンペでマッチングするための3つのコツ

弊社の事業はWeb制作やアプリ制作の受託制作がメインです。
その中でコンペの依頼は少なくありません。何でもコンペを勝ち取る!ということではなく重要なのはクライアントと制作会社のマッチング度合いだと思っています。

単にマッチングの度合いと言っても様々な角度があります。
中でも重要視している部分を3つご紹介します。

■クライアントの要望と提供できるサービスが合致するか
■予算が見合っているか
■クライアントに情熱があり、それに答えたいか

■クライアントの要望と提供できるサービスが合致するか
まずはここに尽きると思います。コンペの依頼も様々だと思います。
・Web担当者が経営陣に突然Webサイトをリニューアルしろ!と言われた。
・新たに担当になったのでまずはWebサイトから。
・新しいサービスを始めたいから。
などなど。
クライアントの状況を理解してこちらのサービスが合致するか否かは、適切なヒアリングが必要になってきます。
クライアントによってはRFPを用意している会社もありますし、担当者の頭の中にしかない場合もあります。
クライアントが抱えているその潜在的課題を解決することが重要なのでヒアリングはとても重要です。
ただし、何でもかんでもフォーマットに落とし込むのではなく、最低限ヒアリングすべきことと、そうでないもののプライオリティをつけヒアリングしていくことが大切です。
それによりプロジェクトのマッチング度をはかります。

■予算が見合っているか
これもとても重要なファクターです。
どんなに面白そうでも、どんなにやりがいがありそうでも予算が見合ってなければプロジェクトとして成り立ちません。
特に制作側がクライアントの課題を解決するためにこうやったらベスト!という答えが出た場合、ある程度の予算がかかってくるには必然です。
経営判断もあるので一概には言えませんが、やりたいことと予算が見合うように設定することも重要です。
お互いの関係性を上手に継続するためにも無理な予算での受注は得策ではないと思います。
当たり前のことではありますが、高すぎても、低すぎてもだめで「適正価格で内容をきちんと理解してもらって購入いただくのがベストです」
またよくある「見積もりコンペ」もあまり効果的なコンペではないと思います。あくまで提案内容での費用対効果を重要視していただくことが重要です。

■クライアントに情熱があり、それに答えたいか
最後は感情論っぽくなってしまいますが、弊社のクレド(行動指針)には、「仕事は人とするもの、仕事とするものではない」という言葉があります。
上記の2つも大事なのですが、最後はやはり人だと思います。相性やそれぞれの思惑はあるかと思いますが、クライアントと制作会社は対立関係ではなく同じ目標に向かってものづくりをしていかなければいけません。
クライアントの成功が制作会社の成功という関係性であれば、サイトやアプリを制作した後も永続的な関係性を構築することができ、自分ごと化することも自然にできていきます。
事業も企業も一朝一夕には成功しません。例え個別のプロジェクトで成果がでないことがあっても、最終ゴールが共有できていれば何度もチャレンジしてゴールに向かうことができます。
最初から完璧なソリューションはないので、クライアントと永続的に事業のパートナーとして取り組んでいくことが成功に繋がると最短距離だと思います。
それにはクライアントの情熱もとても重要です。担当者のポジションは様々ですが、プロジェクトに対して情熱がないと制作会社だけではどうにもならないことが出てきてしまいモチベーションの低下に繋がってしまいます。商流的には受発注の関係ではありますが、あくまで業者ではなくパートナーとしてプロジェクトに取り組むことをオススメします。

【まとめ】
制作会社の中には、コンペではなく直接の指名案件しか受けない会社もあります。ただクライアントからすれば何を基準に制作会社を選定していいかわからないというのが本音じゃないでしょうか。
毎年のようにWebサイトのリニューアルを発注しているような方であれば「発注力」もあるかもしれませんがほとんどの方はそうじゃないと思います。個人的には住宅の発注に近いと思っており、そんなに高い頻度で建て替える訳でもないので業者にどう発注していいかわからないはずだと思います。
そのためにはRFPやWBSなどの知識も必要になってきます。
いやいや、そんなこと突然言われても。。という担当者の方にも弊社はコンサルティングや現状の分析などから入る運用プランなどもご用意させていただいております。

まずはお問い合わせいただければと思います!

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