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この世界の片隅に

アマプラで観た。

絵がこんなに可愛いのに、、、

内容はなかなかに悲しい、、、

心の支えになっていたであろう義理姉の娘(姪になるのかな?)が時限爆弾で亡くなってしまい、右手を爆撃で失ってしまう

右手は家事などの生活を行うために当然必要であるが、それは妻や嫁としての役割を支えるものでもあった

何より、大好きな絵を満足に描けなくなってしまった

1人のアイデンティティが、実存的意味(生きる意味)がボロボロに傷つき、崩れていく描写がとても辛く、なかなかに鬱アニメだった

妻のことが大好きな夫や優しい義理の家族と支えながら生活の立て直しを目指すが、一度感じた絶望は無くならない

現実への怒りやどうしようもなさ、人生に翻弄されることへの虚無を感じながら、それらを抱えて、”いま、ここ“を生きる

単純に感動!、とか、泣ける!、といった映画ではなく、自分も主人公と同じく人生のプレイヤーであることの再確認と、言葉にならない現実の重たさが心に残る作品でした。

不思議ちゃんまた観たいと思っています

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