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愛されるフレンチ北島亭は中毒性あり
はじめてこのレストランに行ったのは
10年くらい前だったろうか...
凄く美味しい
骨太フレンチの異名を持つほど量が多い
そして
中毒性がある美味しさ
それから、不定期に複数回訪れているフレンチレストランです。
北島シェフのパンチある料理が私の胃袋をクリティカルヒット
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ボタンエビの殻の味もするスープ。ザ・美味しいの一言。
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こちら、以前はまかないメニューだったそうです。あまりにも美味しいからお客さんに出したらどうですか?という従業員さんの声が反映された一品。スライス玉ねぎはレアと焦がし部分の二層構造。ほんのりクミンの香りがアクセント。
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こちらを食べるのは2回目。
前回美味しかったのが忘れられず、再び選びました。
フワッフワのタラバガニがド・ドン!と二つ盛り。奥に見えるのはクレミューズとは別にタラバガニのサラダ。添え物にも主役のカニを乗せてくれる太っ腹が嬉しい。
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感動的に美味しいブリニです。これに先程のクレミューズをのせていただきます。ブリニが焼き立てでハフハフしながら頬張るのが幸せ。
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今回、このメニューを狙って予約しました。本来12月〜1月頃までが白子の旬だそうで、2月中旬でギリギリ間に合いました。北島亭の看板メニューです。白子ってこんなに美味しいの?という出会いの一品。
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エシャロットバターソース
ランプステーキは肉厚、焼き加減が神っています。
直球でガツンと「美味しい」が伝わり「高級肉が体内に沁み渡る」素材の良さがあるのです。添えてある野菜やポテトも香ばしく食べごたえがあります。
メインディッシュを終えたら
次はデザートへ
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今までメインディッシュでギブ!しそうなくらいお腹パンパンだったのでデザートでタルトは重過ぎて断念…今回は策を練ります。前日の夜9時以降の食を控え、朝は紅茶と一粒のピーナッツ菓子のみ。ほぼ人間ドックの前日みたいな心構えで予約当日を迎えました。その甲斐あって、メインディッシュの後に「あ、今日タルトいけるかも」という腹の余白を作ることに成功。
さすがは北島亭
タルト生地の上にイチゴのスライス…ではなく
タルト生地へイチゴをラフにぶっかけてくれます。(感謝)
タルトの香ばしさ、素朴で王道の美味しさです。
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北島亭では最後の締めにクッキーを提供してくれます。
ミニャルディーズ、フランス料理で「食後の焼き菓子」を指します。
北島シェフはパティシエのご経験もあり、それゆえお菓子やデザートも絶品なのです。
私は毎度このクッキーをお持ち帰りしています。明日も北島亭の余韻に浸れるプレゼント、これも中毒性の一つかもしれません。
今回、ランチ3品コースを選びました。前菜・温菜・肉 デザート(お土産付)で13,200円です。
(ドリンクは別料金)
北島亭の料理はなぜこんなに美味しくて太っ腹なの?
それは北島シェフの料理への愛、お客さんへの愛です。シェフ自ら築地へ通い食材を吟味して選ばれています。
料理王国の記事「今行きたい、フレンチビストロ10名店 北島亭」の記事で答えを見つけました。この記事によると、肉のローストにオーブンを使わないそうです。(フライパンとサラマンドルという表面に焼き色をつけるオーブンのみ)無駄を出さず料理の茹で汁を厨房の清掃に使ったり発泡スチロールに氷を入れて魚や肉を保管して冷蔵代を抑えていらっしゃるようです。
その分をお客さんに
還元したいじゃない
涙が出る言葉です。
儲けよりお客さんの美味しいを優先してくれるのです。コロナ禍を乗り越えて現在もレストランを開けてくださっていることに心から感謝いたします。
10年前は食べきれない程のポーションで驚いた北島亭の料理ですが、食材メニューの量を抑えて提供されることに舵取りをされているようです。そのため、今回は完食できました。
完食できて嬉しい
また来店できて幸せ
お客さんへ最高の料理を提供してくれる代わりに北島亭の内装はいたってシンプル、使い込んだメニュー板などを大切に使用されています。一方、お手洗いはお客さんのことを考えて新しい設えで広々とした空間。
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肩肘張らずに気取らずに来店できます。デニムで出向いたこともあります。以前は誕生日を口実にデザートをサプライズでお願いしたことがありました。伝達ミスで叶いませんでしたが、その時の誠実な謝罪がまた次も行こうと後押ししてくれます。北島シェフが「ごめんなさい、忘れちゃってスミマセン」と厨房から出てきてくださって雲州みかんをくれました。笑っちゃいました。
スタッフさんは皆さん、シェフのファンですね。料理が美味しいと伝えると満面の笑顔で嬉しそうです。
北島亭に最先端のインテリアを期待するのは不粋です
だって愛のこもった料理がこんなに美味しいのだから
よしながふみ先生の作品にも登場する店
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私が愛する作品
きのう何食べた?の原作者よしながふみ先生が北島亭を紹介されています。
食いしん坊で親しい人との大切な日のお食事に。
ほんと、それ
北島亭が好きな人はもれなく食いしん坊。この漫画は20年以上前に発行されており、登場するマダム(北島シェフの奥様)に私はお会いしたことがありません。初めて訪れた時は現在「銀座 大石」を経営する大石シェフがスーシェフを務められていました。当時は大石シェフ自ら食材の説明を丁寧にしてくださったり楽しい雑談ができる一コマに恵まれました。大石シェフは2019年9月に独立されています。
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北島シェフは今年73歳
どうぞお元気でいらしてください。
美味しい料理をありがとうございます。
また訪れたい
Junko Summer
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