Dior展と映画と私の洋服と
2023年5月28日まで開催！大人気の展覧会終了まであと1週間！！
注）ネットの予約は完売ですが、当日券もごくごく僅かあるようです。
漸く行けた、クリスチャンディオール夢のクチュリエ展。
銀座から無料送迎バスあり！直近バスが出発してから次発バスの予約可能
送迎バスにDior展のラッピング広告が載っているので見つけやすい。
GINZA SIXの2階特設カウンターでバスの予約が可能。
直近のバスが出発した後に次発のバスの受付ができる。
参加人数をQRコードで登録して、後はバス出発の10分前くらいに戻ってくればオッケー。
時間厳守。
バスを予約しても待ち合わせに来なかったら待ってはくれない。
必見！展覧会後半に用意されているDiorショートムービーの世界観
展示会場に入ると、珠玉の作品の数々が惜しげもなく登場する。
さすがDior。
古めかしさを感じない。
古いのに、新しいドレス。
まばゆい服飾の美に目が慣れてきた頃、簡易的なスライドショーのような部屋に辿り着く。
歴代のDiorコマーシャルが次々に流れ、当時のイメージモデルであるハリウッドスター達がお目見え。その後に流れるショートムービーがコレ！
注）この先、ネタバレがあります。
Dior 2020~2021 Autumn-Winterのオート・クチュールムービー。
この動画が言葉に尽くせないほど至極の作品。
さて動画の内容はどんなかな？
妖精や人魚達はDiorのオートクチュールを纏ってはしゃぎ出す。
そんなお話。
ショートムービーの世界観を表現した空間にワクワクした。
極上のドレス＋粋な演出
＝究極の美の空間
あっという間の充実した2時間。
巧みな演出で美しいドレスが躍動していた。Diorのアトリエが素晴らしくて去りがたかった。
Diorにまつわる映画
Diorと私（2012年）
2012年から2015年までDiorのクリエィティブ・ディレクターに就任したラフ・シモンズのドキュメンタリー映画。
ジル・サンダーでプレタポルテの実績を積んだシモンズがDiorの世界に入りオートクチュールのチームを束ねる苦労を描く。
改めて、モノ作りにプライドを持って真剣に向き合う職人さんへ敬意がわく。ラフ・シモンズは2023年現在、プラダのクリエイティブ・ディレクターを務めている。
オートクチュール（2021年）
引退間近のDiorオートクチュール部門チームリーダーのお針子が、移民の不良少女と出会い、彼女の「手」を見て素質を見出し職人の道へ引き入れる。
この不良少女に自身のカバンをひったくられたにも関わらず、警察に突き出さず育てようとする根性が座った主人公エステル。
さすが、孤高の職人という忍耐強さ。Diorの工房で作られるオートクチュールドレスの数々が美しく魅入ってしまう。
イヴ・サンローラン（2014年）
Dior急逝後、一番弟子であるイブ・サンローランは21歳の若さでその後継者に指名される。
輝く才能があり活躍しながらも兵役の問題などがありデザインに集中できなくなり神経衰弱に陥る。「モードの帝王」の苦悩を描いた作品。
コロナ禍のDior
コロナ禍で世の中の娯楽が止まった時期。ハイブランドDiorもその煽りを受ける。マスク不足が騒がれる中、職人さん手作りのDiorクオリティ。
このマスク、いくらで販売してくれるのだろう。欲しい。
唯一のDiorこれからも大切に
母の形見としてとってあるDiorのスーツ。生地に少しテカリがあったり肩パッドがちょっと大きかったりするけれど大事に保管している。
スカートのウェストが細すぎるため、サイズ直しに出したところ「良い仕立ての服は直しやすいです。ファストファッションの服は直すことを前提としていないから作業しずらい」と本音を語ってくれた。
気をつけます、ごめんなさい。
BTSのステージ衣装を手掛けるDior,ジミンはグローバルアンバサダー
Dior のアーティスティック・ディレクターのキム・ジョーンズ。
Diorがステージ衣装を手掛けるのは史上初の試みだそう。
私がBTSのパフォーマンスに見惚れてしまうキッカケの一つが洗練されたファッションだった。
Instagramでも「BTS closet」としてバンタン7人が実際に着用した衣装や小物を紹介してくれているアカウントもありチェックしている。
ジミンはDiorのグローバル・アンバサダーとして活躍中。
時を越えて愛されるDiorの服に胸躍る
評判以上に素晴らしかったDior夢のクチュリエ展。
大人気で混雑しているのも頷ける。
間に合って良かった。
Dior、素敵な展示会を東京で実現してくれてありがとう。
Junko Summer
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