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衣識(意識)革命。自分の伸びしろを服装から広げる。


村田のぶゆき氏が主催する、大隈塾リーダーシップ研修に登壇した。

講義スタート。まずは気になる私のお帽子の話から。帽子といえば アパホテル社長か政近か、という話、、もとい、もっと大切なことをお伝えしますのよ。


参加者のリアルな声。

聴講者は日本を代表する企業、機関から選ばれた若きリーダーたち。
いきなりですが 彼らの声を最初に紹介しよう。

◆はやく社長になって、全社員の前に政近さんを呼びたい。⇒畏れ入りますわ。ありがとう!

◆想像を越えた深く新鮮なファッションの学び。とにかく自分のことを見抜かれて驚き、それがなぜ服装からわかってしまうのか、今日はもう寝られないです。(お会いする前から、ネット上にある本人たちの外見から中身を分析し、当日お伝えします)

◆装力があるかないかで人生がまるで違うんだろうと痛感した。また、服や外見に本当に全部「人となり」が出るなんて、政近さんのプレゼンを聞いて怖くなった。わかるひとには見えてしまうのならば、本気で服装のこと考えようと思う。

◆服の基本について知らないことばかりだった。蝶ネクタイは結ぶもの、解いたらこういう形だったことすら知らないで生きてきた。もっと知りたいし学びたい。無難になるのは、学んだこともなく周囲がこうだから、という漠然とした考えから。実際に客観視して見せて貰えて、これはまずいと気がついた⇒それに伴う準備力、説得力。自分たちのことがここまで分析されていることに驚愕。普段の自分の仕事のやり方を反省した~。

◆ノームコアなのは別にいい。しかし皆さんは「あえて」そうしてるんですか?という問いと、そのリアルな自分たちの画像を見せられて、声も出なかった。何も考えていないし、結局周囲と同じ自分だった。やばすぎる。無難は災難とは自分のことだ。

◆自分には仕事と所属する看板があるけれど、素としての自分の持ち味、生き方、在り方について何もない、していなかったことに気がついた。それを隠してきたようにも思い、身包み剥がされたような感覚があった。もっと会社も改革していきたい、という思い、忘れかけていた情熱が出てきた。この学びを過去にせずどうしていけばいいかを真剣に考えたい。

◆たなしょーさんのビフォーアフターの解説を聞いてその深さ、面白さに釘付けになった。自分もやってほしいと思った。そんなにリーズナブルに全身が揃えられることにも驚いたし、何よりたなしょーさんを見て、伸びしろが拡がっていくということがよくわかった。

◆あと数回、今期の大隈塾の集まりがあるが、ドレスコードを考えたいと思った。そういうところから行動していくことが衣識革命だし、他者への興味もわくと思う。ノンバーバルコミュニケーションである装力を実践していきたい。

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主催者の村さんとは。

大隈塾を率いる主催者の村田氏は、現在釜石市の市議でもある。

アフリカ柄のボウタイは、MFJ(私が主催するファッションスクール)のメンバーからのプレゼント。


村さんとは仕事ではなく、月一回必ず飲食を共にする、というある仲間たちの会で知り合い、長くご縁が続いている。

知り合ったころは早稲田大学の客員教授。

「じゅんちゃん 主催している大隈塾でファッションのこと少し話をしてくれない?」その一言からスタートしたプロジェクトは今年で4回目になった。

そしてこの9月に、釜石市市議になった村さん。

政党を超えて、政治家の方々を満遍なくスタイリングしているということもあり、個人的に「表立って」候補者の誰か一人を推したことはなかったが、釜石市議選に出馬した村さんを、このFBでも幾度も応援した。応援してくれと言われたわけでもない。私が勝手に応援したかった。そういう人です。

結果、多くの人の支持を得てトップ当選を果たし、大喜びしたのと同時に

「そうだ、村さん、大隈塾って継続ですか?」と私。笑。

釜石でのお役目が中心となられた今、今後の大隈塾は?などと、勝手に心配した私でしたが、無事当日を迎えたのだった。

私がなぜ、村さんに呼ばれて登壇するのか。

それは大隈塾の皆さんの意識(衣識)に革命を起こすため。
装力の概念、基本を学んだ上で「自分はどうするのか」を問う講義。

右下・MFJから講義サポーターとして参加の7名。

講義の後は実践を体験し、ボウタイの結び方や靴の磨き方、ポケットチーフの使い方などの技術習得と同時に

「マインド開放」をテーマとしての全体公演とした。

今時点では、参加者の皆様方の満面の笑顔をお見せすることができないが、どれほどのはじけた笑顔がそこにあるか、想像してほしい。

いやめっちゃ マインドフルな笑顔ですよ。私の笑顔が極端なんじゃなくて みなさん私を越える笑顔なんですわ。


完成度ではなく、とにかくやってみる。

先日の群馬銀行様主催、お取引先クライアント様対象講演会のときと同じく、ここに写るスタイリングに完成度を追求したわけではない。限られた時間で「正解」をスタイリングしているのではないのだ。とっかえひっかえ自身でもやってみるというチャレンジが含まれていて、どこまでもてんこ盛っても構わず、それがアリとかナシとかでもないのだ。


人生初の帽子、初のボウタイ結び、初のスカーフ、今まで見たことが無い表情がそこに。
(お互いがそう言い合ってましたね)


正しい=素敵か?

もちろん、講義では多くの服装における決まりごとや流儀を教えることに手は抜かない。
装力とは、「いざを制する力」でもあって、大切な場面で服装で損をしないこと、間違えないこと、恥をかかないことは基本中の基本である。

が、知識を詰め込むだけだと「やってはいけないこと」に脳がシフトし、間違えないように、というマインドが勝ってしまう。

結果、失敗しないように、決まりを守るだけの「無難」に落ち着き、チャレンジをしなくなるというリスクが生じる。
正しい=素敵なのか? は時にイコールではないこともしばしば起きるのが
ファッションでもあるので。(このことは、次回ポストで詳しく解説する)

なのでとにかく基本を学ぶと同時に、自分の箱から出て「やってみる」ことがマインドを開放していき、自分の持ち味を知っていく機会にもなるのだ。


そんなこんなな様子を主催者の村さんと運営の たなしょーさん(田中氏)がnoteに綴ってくださっているので、リンクを張っておきます。

◆村さん


◆たなしょーさん(パーソナルスタイリングに挑戦してみた) 


登壇サポーターの話。

私と共に写るオーディエンスではない8人は、私の大事な教え子さんたちである。

私のファッションスクールMFJでは、ファッション座学と実践、プレゼンテーションなどが組み合わされており、それプラス、こうした私の仕事の「現場をサポートする実践」のチャンスが時々巡ってくる。

実は、聴講者の皆さんから、こんなご感想もいただいた。

◆サポートメンバーの人たちのプレゼン、たった一枚のPP(画像)とトークでその人の特徴と なぜファッションを学んでいるかが伝わった。政近さんの学校はプレゼンも学べるんですか?(講義後の懇親会で質問された)⇒ なぜそれを着ているかについてのプレゼンは毎回ありますよ。⇒確かにファッションだけじゃ格好悪いし説得力がないですよね。

一人30秒程度の自己紹介+なぜ仕事を持ちながらも私の元でファッションを学んでいるのか等
自身の持ち味を伝える時間。


サポーターにとっては、箱(自分の固定概念)から出る、というプロジェクトでもある。


全員ではなく、希望者、有志たちが集まるのだが、これを体験するか否か、では人生の大きな差が生まれてくる。人と比べるものでもない、もっと深い意味の、差。これを日々やっている人間とやらない人間の一生の成長の、大きな差。

上質な人生を送るために大事なことは何か?を心と体で知る、ということ。服だけでは素敵にはなれないことは 頭でわかっていても実際にどういうことかは誰も教えてはくれない。

MFJ有志たち。


それぞれがブースを担当。


素敵な人の共通点は、表面ではなく、見えないところでの動きが想像を超えるものである。


表でスイスイに見える人ほど、表で見えないところでどれほどの足を漕いでいるのか、水面下では想像を越える動きがあるのは当たり前だが、それは脳で想像するだけでは実態がわからないだろう。

これまで たとえばあの人は特別、とか、自分なんてと逃げていたことがいかに言い訳でどうでもよいことで、格好悪いかも知ることになる。そうした怠慢は必ず、外見に表れるもので、たとえば「洗練された人に見られたい、そんなファッションを」と要望されても、本人がそれに伴う多くの行動をしていなければ洗練を服装では表現できはしないのだ。

たくさんの経験、多くの失敗、要らないものをそぎ落とし、鍛錬していくような「人とは違う努力」が無い限り、そぎ落とすという感覚自体を経験することはないだろう。

服だけが洗練されているものを着ても、それは正直着られてしまうか無難に見えるかのどちらかで終わり、その人間自体のオーラは伝わってはこない。

自分の正義と常識の中だけで生きれば、伸びないのは当たり前で、人々が認める素敵な人に届くには、無理があるものなんです。

ではどうしたら? というところで、学びの集大成的にこのような機会が得れる「場」を作っていたりする。

うちの学校では「箱から出る」という哲学があるが、たぶん参加するメンバーは、なんらかの自分の固定概念から出まくる経験をすることになるわけです。

結論から言えば、このようなリアルを体感する前とした後の「差」が、その人の伸びしろ。真の可能性のヒント、変化・開花につながる道筋。

自分自分から離れる

自身が持つ真の可能性を表現していくには、今日明日というわけには到底いきません。その不安を越えて、自分自分じゃなく人のために心とエネルギーを使おうと変われる人間って、見せ掛けの美しさじゃなくて 本当に美しく綺麗になります。

それは ガチ(泥臭さ)を経験するから研ぎ澄まされていくんでしょうね。

そういう美しい姿を見ていたいから学校をやるし、その信念を30年貫く中で、じっくり確実に「ほんもの」が誕生しているのも事実。上手い商売ではなく、苦労しながらも、ちゃんと積み上げて、それぞれが根底から輝いて生きているよねって思う。

こうして装力を身につけていく人間は、「真のオリジナルな人間になれるから」なのだろうと思ってます。
オリジナルは自分に縛られ、自分勝手でいるうちは生まれないので。

さて、今回の大隈塾でも、こういうことが少しづつわかるようになり、人の役にたつ魂の喜びを感じているメンバーが何名もいました。ちょっとおしゃれになれたらいいかなくらいで学校に入った人も、本当のヤバさ(よい意味です)を知って成長していきます。笑

実は、この場にはいないけど、プロジェクトメンバーのサポートをしてくれたスーパーサポーターのメンバーが他に4人いて、来る予定だったのに体調不良で参加できなかったメンバーも1人。

全13人で準備をしてきたZoomMTGでの様子です。


準備期間は1ヶ月、毎週金曜日の夜に全体MTG. 
他日も自主的に自由に準備を進めていくメンバーたちと。


長々とサポートメンバーのことを書いてしまったけれど、何よりも、この機会を毎年与えてくださる村さんと運営スタッフの皆さんあってのこと。本当にありがとうございます^^


村さん+運営チームの、びっくぼくん&たなしょーさんと。


装力はどこまでも奥が深く、永遠に古くならないメソッド。


そこにマインドフルな自分があって、かなうもの。

そんな哲学とファッションの学びを、今年はあと6公演、日本中を駆け巡って伝えてくるぞ~~♪


みんな お疲れさま!

次回は 今回のサポートチームのドレスコードがなぜ
◆グレンチェック
◆赤
◆結 ゆい(ボウタイを中心とした、結ぶに込める思い)

なのか、綴っていきたいと思います。


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