コラム~手放せなかったタロット


昔、弦エニシさんというタロット占い師がいた。

タロット占い好きな人なら知っている人も多いと思います。

調べたところ、2011年に亡くなられていました。

昔、親しんだ占い師が亡くなっているのは、寂しさを通り越してなんとも言えない空虚感があります。

今は放送されていませんが、某お昼のバラエティ番組の占いコーナーで、弦エニシさんを初めて知りました。

ふくよかな体に黒のベールに黒のドレス。

「The占い師」って感じで神秘的でかっこよかった。

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実際、弦エニシさんを意識し始めたのはそれからどれだけか経ったある日。

本屋で弦エニさんのタロットカード付きの本を見つけた時。

「あっ、あの時の占い師だ」と迷いなくその本を手に取りレジへ向かった。

カードは22枚の大アルカナ。

大アルカナを物語仕立てにして解説したブックレット。すぐにお気に入りになり、当時はよくこのカードで占っていた。

カードはたいへんな人気でこのカードで占って欲しいという人がたくさんいた。

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時がたち、78枚組のカードが私のメインのカードになって、使うことが少なくなった。

思い出の品だが使わずにしまっておくのもなんだかなぁと思って、誰かに譲ろうとしたが現在まで持っていました。

思い返せば、10年前の卵巣腫瘍の手術の時にお守りとして身につけていった「審判」と「太陽」のカードがこの弦エニシさんのタロットカードでした。

このカードにも色々と聞いたっけなぁ…

久しぶりに出して「さぁ、何を聞こうかな?」と今、ごそごそとやっているところです。

タロット占い師/絢子

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