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大人の気晴らしに音読を

気合を入れて暗いうちに早起き、家族が起きるまでにモーニングページ、ミーニングノート、ブログを書く。
家族が起きてからは朝食の準備、洗濯、送り出してから洗濯物を干しメイクをして出発!

昨日は朝9時から音読体験会がありました。その後の素読会は参加者なし、13時からのレッスンはキャンセル、14時15分から体験会、そのあとは素読会でした。3コマはどなたかがお越しになり音読体験や素読をしました。

午前に来た方は男性で教育に関わってきた経歴を持ち、形を変えて今後も子どもたちに良質な教育の場を提供したいと考えをお持ちの方でした。スポーツをしていたせいかとてもハリのある発声、コツもすぐにつかみ注意深く実践し、たやすかったのかと思いきや「難しいですね、子どももあいうえおを習うときこうやって練習していないのではないか」とコメントいただきました。こちらの伝えたいことをすぐにキャッチする聡明さ、彼の中で何かが繋がったら嬉しいなと思い見送りました。

長い休憩時間を挟んで午後の体験会。
SNSでつながっていた方と初めての対面。とても柔らかい表情で品のある、わたしより上の世代の女性。自己紹介からいつの間にか彼女のご家族の話になり、自分も近い将来似たような状況を抱えるのだろう、今だって自分のことだけ出来たらいいけど、なんだかんだ子どものことで足を取られたりでストレスに感じることがある、それが介護という間断なくくるものになったりしたら、、、と想像しながらマルチタスクで日々をこなしている目の前の女の心情を感じました。

「それでは音読の体験をしてみましょう」
これは彼女の気晴らしにもなるのではと思いながら体験に移りました。
母音の発声から、口の開け方など説明して「あー」と声を出してもらいます。聞いた通りに素直にきれいに「あー」と発声されました。顔からこぼれ落ちるキラキラとした表情。「いー」は唇を横に引っ張るのできれいなスマイルの顔になりました。
子音の発声、カタカムナ5,6首まで読んでいただき体験が終わりました。
「大きな声を出すのは気持ちがいいわね」
と感想をいただきました。

最後は素読会。数週間前に参加してくれた男性が再び来てくれました。
発声練習の後、カタカムナを10首まで読み、テキストを古事記から古今和歌集まで。古今和歌集では色々な読み方で仮名序を読みました。初めて読んだ日に「訴えるようにして読んでください」の無茶ぶりに圧巻の迫力で読み上げていただき、「ははーっ」とひれ伏したりw
残りの時間は百人一首をそれぞれが3首ずつ選んでカタカムナ読み。百人一首は子どものころに触れている人が多く、彼も例外ではありませんでした。「結構覚えていますね」などと言いながら好きな句を3つ選んで読みました。色々な方とこれをしていますが、清少納言の句は毎回誰かしら選びます。帰りに百人一首を買っていこうかなというのを聞き、お別れしました。

夜、撮った写真をお送りしたら、素読会に来てくれた方が「楽しかった」「百人一首のカタカムナ読みが新鮮だった」と感想を伝えてくれました。

古典音読は子どもの教育にもとても良いですが、年月を生きてきた大人の思いを解き放つのにとてもよい。人に読み聞かせるというより、自分のために声を響かせる。出かけていく必要もお金もいらない。
ストレス解消、気持ちを落ち着ける、瞑想みたい読む。歌みたいにハードルも高くない。自分を整えるのに手軽にできる音読が多くの人広がり、一瞬でもその人の心が張れたら嬉しいなと思いました。


☆ご案内☆
指導者仲間でもあるお友達が吉祥寺・井の頭公園近くのレストランで大人向けの音読会をします♬
お近くの方ぜひ!


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