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長い記憶~海・イルカ・クジラ

Facebookで偶然見つけた映画鑑賞会のイベント、主催者は相棒しゅりさんのお友達でした。しかもしゅりさんが愛してやまないイルカの映像が出てくるそう。

「Mother Ocean」

わたしはイルカやクジラに特別な思い入れはありませんが、このイベントを知ったのはちょうど地球ミュージアムに行ったばかりの時でした。地球にとって海がなくてはならないものであること、イルカやクジラについても記述があり印象的だったので興味を覚えたのと、フランス映画ということで、フランス好き気質がむくむくと首をもたげ行くことに。しゅりさんと行くことになりました。

会場は目黒区にあるパーシモンホール、音読指導者仲間でもある仲良しのお友達が近所に住んでおり、中目黒の自然食材にこだわったジェラート屋さんで罪悪感ゼロのスイーツを堪能後、おしゃべりしながらホールに向かうというショートツアーを企画・アテンドしてくれました。

お米&キャラメルのアイスと紫芋&豆乳のアイス

映画は主人公Leinaさんが世界の海でイルカやクジラと対話しながら妊娠期間を過ごし、ハワイで出産をする様子を記録したドキュメンタリーです。Leinaさんは日本人、フランス人のご主人は水中カメラマンで一緒に潜って撮影。

Leinaさんにイルカやクジラが近づいて来て、カチカチッというクリック音みたいな音を出しスキャンします。妊娠中であることがわかるようでお母さんクジラやイルカが寄ってくる。

こんなに友達みたいに寄り添えるものなんだ!というくらいLeinaさんとイルカやクジラが戯れ泳ぐ印象的な映像がこれでもか、というくらいに続きます。ほっそりとしたLeinaさんはビキニでシュノーケルをくわえただけの姿、そのお腹が妊娠が進むにつれてだんだん大きく膨らんでいきます。

まるで仲間

水の中に響くイルカやクジラの声、これを聞きながら成長する胎児。
地球ミュージアムで人間の羊水は太古の海の成分と似ていると聞きました。そういう記憶も遺伝子にもっているだろうイルカやクジラと胎児が対話していてもおかしくないかも、なんて思いました。
イルカやクジラは陸上生物として暮らした期間を経て海に戻っていくという進化をしました。人間の先輩と言えるかもしれません。

遺伝子工学の権威であった故村上和夫博士は、そもそもヒトの設計図は32億もの科学文字で書かれていて、例えると1ページ1000語で1000ページの大百科事典が3千2百冊、その膨大な情報が書き込まれたDNAの存在があり、わたしたちは生きているといいました。イルカやクジラも同様の記憶を持っていて、人間またはその祖先とシンクロすることがあるでしょう。

素晴らしい映像とを見ながら、人として生きているけれど地球上の生き物であり宇宙の中の一惑星に住む生き物である、と感じることができる映画でした。

Leinaさんはフランスで育ちハワイに移住、フランス語と英語を母国語のように話します。映画の中に流れてくる彼女のナレーションを聞いていてとても心地よい。一応フランス語を知っているので、字幕とリスニングも楽しみました。

昨日もまた素敵な日でした。


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