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日本語を知る旅~悪魔の言葉

今週は月、火曜と友達とランチ、今日は午後に小学校にお手伝いに行きましたが、比較的ゆったりと時間を過ごしました。

お昼ごろ、音読道場さいたま支部を一緒にやっているしゅりさんから、養老孟司さんが日本語について語っている動画が送られてきました。

養老孟司さんは日本語の特徴として、音訓読みをすることを挙げていました。漢字を使い音訓読みする言語は日本語以外にないと思われます。一つの漢字で様々な読み方をする。外国人からしたら悪魔の言葉と言えちゃうくらい難しい言語。音訓読みは日本の漫画文化とも重なる。漫画の中の絵は漢字、吹き出しの中のセリフは音。学校で音訓読みを教えるということは漫画を教えると同じ。

ふうむ、最近私の周辺にこの表現がよく出てくるのですが、今日は私が使う順番のようです。「目からうろこ!」
養老孟司さんの話はとても興味深いですが、まだまだ私には消化が難しいです。なんとなく感じるのはやはり日本語は「音」なのかな。漢字を使うことになったけれども。

先日受けた坂井洋一さんのワクワク古代史セミナーでは、「漢字は借り物」で大事なのは音なのだと聞きました。正直これはショックではありました。だって私の名前「じゅんこ」は「旬子」と書きますが、たくさんいるじゅんこさんの中で漢字が意味を持たせるのだと思っていたから。

明日も小学校に行きます。今度は図書ボランティアとしてです。子供たちにクリスマス用の読み聞かせを届けるための撮影があります。
今年のクリスマスはレオ・レオニの「フレデリック」です。
私は後半のナレーターを担当します。ここ数日読む練習をしています。
あまり長くない本なので、「ゆっくり」読む練習をするように言われて、なるべくゆっくり読んでいます。絵本だからか谷川俊太郎氏の翻訳はすべてひらがなで書かれています。しかも「これ以上区切れないでしょ」、と思えるくらいに文を細切れにしています。

谷川俊太郎さんの訳

音読道場でいつも発声している母音子音のように口の形を意識して、一字一字発音して練習しました。どう読もうか、抑揚を入れたほうがいいかな、などと考えながら読んでいましたが、一音一音を丁寧に発声していたら、その一音たちが三つ並んでこんな意味、この意味はこうひらがなが並んだらもうそのものだ!と思えました。(意味不明ですよね、うまく説明できず)
とにかく、ゆっくりミニマムに区切って読んだら、日本語の音を感じられた、ということかな。

悪魔の言葉、日本語。ひらがな片仮名漢字とあり、複雑なのだと思います。何も考えず話していたけど、私は日本語を知らなかったんだ。
日本語音読指導者になり、そのゲートが開かれました。養老さん坂井さん谷川俊太郎氏、次々とヒントが現れます。神経を研ぎ澄まして、日本語に向かい合います。


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声を合わせて強くて美しい日本語を感じましょう✨

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