見出し画像

大仕事を終えて~母音を響かせる

先週から今週はちょっとした山場でした。
とても気持ちが緊張していました。
「音読✕発酵」の準備、金曜と火曜に開催、また朝活が乱れました。
そして今日はオンラインで複数の人たちに音読指導するという、初めての仕事。普段は自分が地元さいたまで開いているミクマリ音読道場で相棒しゅりさんと指導していることが多いので、ひとりで指導することも珍しいし、zoomを用いたオンラインは初のことになります。
それに加えてマンツーマンではなく、複数の人たちに指導。
わくわくするものの、緊張しました。

普段はギリギリ星人なので行き当たりばったりですが、今回ばかりはそういうわけにもいかず、事前に準備をしました。
ネット環境をゆるぎなくするためにLANケーブルを使ったり、録画した画像を送れるようにギガファイル便を前日に確認したり。
画面共有用の資料も作りました。

そして今日、本番。
60分~70分で受け持ちの生徒さんを指導することになっていました。
10人の予定が欠席者がいて7名。
ひとりずつ時間をとるスタイルでスタート。
平安時代の様々な古典を音読してもらいましたが、どの古典にも共通するのは「母音発声ができてこそ」。スラスラ読めても響いていないと話が伝わっていかない。

タイムキープに気をつけながら、何かと「母音がすべて」と繰り返しました。
長い古典でも支えているのはひとつひとつの音たち。
生徒さんは熱心に練習を積み重ねている人もいれば、これからの人も。
それでも何かを見据えて今日に臨んでいました。
彼らの気持ちに応えるべく、熱心に対応しました。

自分が同じように練習していたころおかしていた過ちをシェアしました。とにかく母音が大事なんだ!

心臓の鼓動が聞こえるほど緊張していましたが、話し始めると同時に忘れていました。お一人お一人の声を聞き口の形を見てお話しするのはとてもやりがいがあり、思った以上に楽しめました。

大きな失敗もなく終わり、録画した動画を見ました。
あはは、うんうんと首を縦に振ったり、くねくねしたり、ゆらゆらしたり、落ちつきなし。言葉の癖も発見。課題たくさんだなあ。

それでも初めてのことが終わり大きく安心。
ここのところの緊張が解けました。
動画を送り報告を書いて一段落、浦和コモンに遊びに行きました。
大好きな人たちが笑顔で迎えてくれました。
わたしのホーム。

大仕事が終わったんですと言うとねぎらってくれました。
明日はもうびりびりに破れすぎて足を拭けなくなりつつあるバスマットを買いに行こうと思います。自由の日。

読むのが難しい古文もあるけれど、一音一音をしっかり響かせ発声することが基本の基本。
わたしの人生も一日一日しっかり響かせて暮らそう。

よかった、ありがとう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?