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立ち去りがたい場所~圧巻のバラ

植物が好き、プレゼントで一番うれしいのはお花です。
花の中でも木に咲く花が好きです。
一輪見るよりたくさん咲いている様子を見るのが好き。
春は梅桃桜に始まり、ハナミズキなど様々な木の花が咲くので幸せな気持ちになります。
特にバラの花を見るのは好きで、バラをたくさん育てているお宅があると、シーズン中は必ずその前を通ったり。

水曜日はやるべきことをぎゅっとやって、木曜日は自転車で20分ほどの与野公園にバラを見に行こうと決めていました。

思ったほどは早く起きれなかったけど、朝に30分洋書読書ができ、その後も家事を順調にこなし気持ちよく出発。初めて行く場所でしたが、簡単な道順で難なく与野公園に到着。自転車を置いて、色がたくさん見える方向にわくわくしながら歩きました。

わあ!きれい!いいにおい!かわいいなあ。
これでもか、というくらいバラが咲いています。
八重、一重、大きなばら、小ぶりなもの、一輪咲きや房咲きのもの。夢中に写真をとりました。

植物の恐るべき叡智。幾何学のような花びらの付き方。葉っぱの角度も一定、計算し尽くされてのこと。植物が計算するわけないですが。


そして、せっせと蜜を採取する蜂、蜂にとって必要だから蜜をとるのだけど、バラにも必要な行為なわけで、自らは動かず思い通りに他の生物を動かす。先日見に行った藤の花もくまばちしか蜜を採取できない独特な形をしているそうで、お互いを活かしあっている密な関係を築いていると聞きました。植物って無力のようで、恐ろしいような。

盛んに品種改良されたバラ。いろんな名前のバラが植えられていました。マリーアントワネットやダイアナ妃をあらわすもの、プリンセスミチコもありました。交配に成功した人の大切な人なのか、知らない女性の名前も多数。わたしの名前が付けられたバラがあったら、どんなバラかしらなんて想像してみました。ノーメイクでつば広のアウトドア用の帽子をかぶってきたわたし。バラのような華やかさとは無縁。さぞかし地味なバラだろうと寂しく想像を終えました。一方、肩を出したひらひらとした透け感のあるワンピースを着て、バラに寄り添い、一輪掲げたりしてリモコン握りしめ三脚のカメラを使いセルフで写真を撮っているお姉さんもいました。

午後から天気が崩れたけど、午前はとても良いお天気。
バラ園を2周してから帰りました。
シーズン中にまたこよう。つぼみもいっぱいありました。
あの固くてちいさなつぼみが大輪の花になるのも不思議です。
あんなにギュっとしているのに、何十枚もの薄い花びらが作られているなんて、植物ってすごい。

向こう2週間、雨が降りませんように。

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