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無農薬で食すこと

9月に入り、晴れの予報の日でも暑さに秋らしさが感じられるようになりました。好きな季節は花々が咲く春ですけど、日中一人で家で過ごしていると、この穏やかさもいいなあと思います。
ベランダではバケツ田んぼで稲が中干し中です。今年は植えるタイミングが遅かったからか、まだ穂が出ていません。でも、風に揺れる稲の葉を眺めるのは何とも言えない癒しです。

ここ数年、私の食生活は大きく変わりました。
おひさまのおうちでいろいろな知識を得て、小麦・砂糖の量を減らしたり、お肉は抗生剤不使用、野菜を有機栽培・無農薬のものをなるべく選ぶように。そのおかげか、時折あった頭痛が顕著に減り、頭痛薬を飲まなくなり、薬なしに目覚めて、20代前半から慢性蕁麻疹に悩まされて抗ヒスタミン剤を服用してきましたが、去年の8月12日に飲んだのが最後、もう一年以上なんの服薬もしていません。
私は出産を機にパルシステムという生協の宅配サービスを利用して野菜を、シュガーレディという無添加冷凍食品の会社からお肉を購入しており、基本的にスーパーに行きません。それでもたまに必要になり、スーパーに野菜やお肉を買いに行きますが、都合よく無農薬や有機のものを買えることは少ないので、その時は「ホッキガイパウダー」という、有害物質を落とす粉を水に溶かし、それに食材を浸してから調理したりしています。
まあ俗にいう「健康オタク」です。

環境への配慮もそれなりにするようになりました。
ごみ焼却場で水分を含む生ごみが焼却温度を下げることを知り、生ごみはベランダでからからに乾かしてから捨てるようになったり、洗剤や柔軟剤の使用をやめて「洗たくマグちゃん」で洗濯するようになったり。

身体によいものを食べ、私たちが吸う空気を汚さないようできることをし、肌に化学物質を当てない。それで子供の、家族の健康を守っていると思い満足していました。ある文言に気付くまでは。

おひさまのおうちで開催されていた日本語音読指導者養成講座に通っていた時、2時間の講義のあと、カレーをふるまってもらっていました。その案内メールに書かれていた説明。

「地球に優しい活動をしている農家さんや業者さんを応援したいので、無農薬・無添加・本物にこだわっています」

これを読んだとき、自分のスケールの小ささ、想像力のなさが恥ずかしくなりました。
無農薬野菜や無添加のものを買う、という結果は同じでも、その行動にいたる考えによってはその結果の意味や重みは変わります。
そうだ、地球レベルのことだったんだ。まず地球が元気、その結果私たちも元気。「まず地球が元気」を強く意識できていなかったのです。
それが分かって物事はよりシンプルに。農薬を使った農作物に比べ、値段の高い無農薬や有機の野菜、それを助けるのがホッキガイパウダーと思ってたけど、それは身体本位、地球を汚さないことにはつながりません。でも無農薬野菜を買うことは地球を守ることに人生をかけている生産者さんたちを応援することなんだ。そう考えるとない袖は振れないけど、出費にも前向きになれます。家計のやりくり工夫してみよう♬



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