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天然素材の安らぎ~ヒンメリワークショップ

月曜に手伝っている小学校での放課後スクール、大騒ぎする子がいて大変ですが、手作業の時間になるとその子もその作業に集中して少し静かになります。そこにヒントがあるのではと思っています。

昨日は浦和コモンで「ヒンメリワークショップ」に参加してきました。
シュタイナー講師のゆみさんが先生です。
わたしは不器用なので心配でしたが、その心配は杞憂どころか150%くらいで終わりました。あはは、かなり手こずりました、とほほ。

先日、別のシュタイナー講師からシュタイナー教育について教えてもらったので今回のゆみ先生に聞いてみたいことがたくさんあったり、久しぶりに会うお友達も参加していたのでのんびり作業しながらおしゃべりする気満々でしたが、ろくにしゃべらず終始真剣に麦わらと糸と格闘することになりました。

ヒンメリはフィンランドに伝わる藁でできたモビールで、豊穣や幸福の願いが込められているそうです。やわらかい光の中でゆらゆら揺れ、映し出される影を愛でるのがいいんです、とゆみ先生が教えてくれました。

作り方は難解ではありません。初めは何度も聞いたりするけど、覚えてしまってからは藁に糸を通して自分で多面体を作れます。わたしは雑で折り紙をきちっと合わせたりするような作業が苦手、藁に糸を通し三角形にしてキュッと結ぶのもゆるくなってしまいやり直したり、藁のサイズを間違えたり、遅れているのに途中で電話がかかってきたり、気がついたら日はとっぷり暮れて、浦和コモンは主宰の田中ぶちょーとゆみ先生とわたしの三人になっていました(;'∀')

やっと完成したヒンメリ。ゆらめく影が美しい。

作りながら、ゆみ先生がこのヒンメリや製作をとても愛していること、植物を持ってきて会場を飾ったり、戸外に落ちている桜の枝をヒンメリのディスプレイ用にアレンジしたり、自然と共存することをあたり前にしていることがわかりました。そしてとてもやさしい。

シュタイナー、名前だけで中身を全然知りませんでした。
ふたりのシュタイナー教師の方と日曜・火曜と関わり、身の回りの物や自然のものを使って、手で描いたり組み立てたりして幾何学や調和を学んでいくことを知りました。もっと知り実践したいと思いました。
ヒンメリの藁の軽さ、ゆらめき、色、風合い、とてもやさしくて大ファンになりました。

わたしより先に帰宅していた息子、揺れるヒンメリを見て優しく微笑み、作ってみたいと言いました。本やマンガ・テレビなどから受け取ることばかりでアウトプットがないのを心配していますが、こういうものが助けになりうるのではと思っています。
藁を使うのがいいですが、とりあえずは忘れる前にプラスチックや紙のストローで作ってみよう。


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