見出し画像

子どもたちにカタカムナ音読を

何度もここに書いていますが、とつい最近も書きましたが、わたしが今日本語音読指導者として活動しているのは、松永暢史氏の著書の愛読者だったからです。

松永暢史氏は48年間家庭教師をしています。子どもに勉強を教えていると、教えている内容ができるようになるということより、もともとの頭が良ければ楽だろうにと思うようになり、アタマが良いとはどんなことであるかといえば日本語了解能力が高いことであるとし、試行錯誤の末にカタカムナ音読法を編み出しました。

カタカムナは考え得る一番古い日本語です。
わたしたちの話している日本語を遡っていくとカタカムナに行き着く。
松永先生は古典を一音一音区切って子どもたちに音読させると国語力が飛躍的に伸びることを発見、実践して、プロの家庭教師として実績を得ていましたが、ひょんなことからカタカムナを知り、ピンときて子どもたちに読ませてみたら徒然草どころではない効果が認められ、以降松永先生に習う生徒は小さい子でも中高生でも必ずカタカムナ音読から始め、サイコロ暗算やカロムボードも絡めた指導を受け、音読が進むと自分の言葉で作文を書けるようになり、テキストを読み解く力もついているので勉強漬けになることもなく作文で鮮やかに受験をクリアします。

特徴的なのは、作文が得意になるゆえブログを書いている子もいて彼らの記事を読んだり、子どもたちの作文を載せた季刊誌を読んだり、奥多摩の古民家や先日のようなパーティで実際に子どもたちに接していると、彼らを松永先生のもとに連れて行った親御さんに皆が感謝していることです。

彼らはカタカムナから始まり、古事記、古今集、源氏物語、徒然草などを一音一音区切って読んでいく音読をし日本語力をつけ、本を楽しみ、すぐに気の利いた言葉を返せるような日本語の瞬発力や体力を兼ね備えてコミュニケーションを楽しんでいます。
ことばは磨けば自らを守る防具にもなり、時には武器にもなります。
どんなに良いことを考えついてもいたわりの気持ちがあったりしてもそれらを表すのはことばになります。

ことばを良く使えれば当然人生は楽しくなる。
子どもたちはそれがわかるのでしょう。

日本語を一音ずつ発声することは決して難しくない。
これが基本の基本。
一音一音をしっかり発声できるようになり、それらを組み立てて千年以上語り継がれている超優良な日本語のテンプレートである古典を読んでいく。
誰でもできること。これで子どもたちの日本語能力は確実に上がる。

子どもたちは生まれ育った家庭で言葉を聞きながら言語を習得します。
中国人のお母さんから生まれた子が生まれた直後に里子としてフランスの家庭に引き取られれば、家族のフランス語を聞いてフランス語を話すようになる。

日本でなら、家族が確かな日本語を話すことが子どもの質の良い言語習得に必須となります。
松永式カタカムナ音読法は、子どもが小さいうちは特にまずお母さんが習得することが推奨されます。

家族との時間で子どもたちは将来楽しくオモロク生きていける最重要ツール「確かな日本語」を育める。

昨日は浦和コモンでなじみの方々とのんびりまったり会話を楽しみました。
のんびりと言いつつも最近知ったことをべらべらと話していました。

「じゅんこちゃんよくそうも、あれとかそれとか言わず言葉が出てくるね。」
と田中ぶちょーに言われて、確かに気持ちよく話せていると思いました。

最近の自分にこんな変化を感じるのは音読のおかげだなと思います。
大人でもこんなに効果を感じられるのだから子どもには無限大。

こんな良いことを知っているのだから、少しでも多くの人にカタカムナ音読が届くように、その良さを知ってもらえるようにわたしに何ができるかな、としばし考えた昨日の夜でした。

アイディア大募集中。

よかった、ありがとう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?