ウクライナ人アローナに教わった「ボルシチ」の作り方
私がボルシチを作る時は、ウクライナ人のアローナに教えてもらったレシピで必ず作っています。
ロシア料理と思っていたボルシチは、実はウクライナが本家本元。5年前にアローナに教えてもらうまで実は知りませんでした。
こちらのレシピは、本人に了承を得て掲載していますので、ぜひ作ってもらいたいなと思います。
①じゃがいもを乱切りにし、水にさらしておく。
②たまねぎをみじん切りにし、人参はスライサーで細切りにしておく。
③豚肉の脂の部分を取り除き(置いておく)、残りを2~3㎝の厚さに切って、沸騰したお湯でさっと茹でて、ざるにあげる。
④鍋に水を沸かして、茹でた豚肉とじゃがいもを加えて中火で煮る。
⑤フライパンに豚バラの脂を入れ、脂が溶けてきたら①の玉ねぎを炒めて、少し経ったらにんじんとトマトピューレを加えてさらに炒めて、鍋に加える。
⑥キャベツをざく切り、ビーツを1㎝にスライスし、鍋に加える。
④煮込んでじゃがいもが柔らかくなったら、できあがり。
⑤器に盛って、青ネギのみじん切りと、サワークリーム(またはマヨネーズ)を添えていただきます。
付け合わせは、小松菜と油揚げの煮びたしとミモザサラダ。
そして、おにぎり3種(たまご&間引きダイコン、梅干し、ふりかけ)
蔵前で買ったお気に入りの竹籠に盛り付けてみました。
日本が大好きだというアローナは、マヨネーズや青ネギで日本らしさを出したそう。本場というよりは私たちに「寄り添った味」なのかもしれません。
料理は人を想いながらする行動。食材を作った人、運んだ人、食べてくれる人達に寄り添いながら組み立てていく創造物です。
さあ、明日もおいしいものを、大事な人を想いながら食べよう。
中央省庁に勤務。日本の食と農に思いを馳せる妄想料理家。休日はNINO FARMにて野菜作りをしたり、全国の産地に出向き美味しい食材の魅力を発信する。フードアナリスト、野菜ソムリエ / 愛媛県出身/砥部焼大使。