#6.レッスンを受けて~その③~
少しずつ自分でも練習をするようになっていくな
かで、前に進めない、足踏みしてる、後退してい
る、そう感じるときがよくありました。
そう感じれば感じるほど、早く上手になりたい、
早く習得したい気持ちで焦ります。もっと練習し
なきゃ、と。
路子先生に、長時間やってはダメと言われている
のに、あともうちょっと、あとここまでやってか
ら、、、と結局、毎日1時間以上歌い続ける時期
がありました。
その頃、練習中の私はこんなことを考えていまし
た。
こうだったかな?いや、ちがう。
これで合ってる?もっとこうしたい。
もっとできるはず。
頭の中で、こんな言葉がぐるぐるしていました。
もう思考停止状態です。
自分で自分をジャッジしていたんです。
変なプライドをグッと握りしめて。
一つの正解を求めて。過去の自分を探して。
レッスンでも同じでした。
目の前に信頼している先生がいても。
今、これを書きながら気づく。
それって先生を信頼しきれていなかったとい
うことなんじゃないか。
なんてこと。。。
なんにもわかっていないのに、自分自分になって
いたと思います。自分自分、となりながらも、過
去の自分を追い求めて、今この瞬間の自分を
感じられていなかった。自分のことを見つめられ
ていなかった。自分のことも信じられていなかっ
た。今、そう感じています。
その頃、先生によく言われていた言葉。
「考えない。何もしない。Non Doing.」
最近やっとこの言葉の意味が理解できるようにな
りました。今も、これから先も、ずっと心に留め
ていたい言葉のひとつです。
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