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#34.尾道で出会った言葉。



先日、はじめて尾道へ行ってきました。


あまり調べることなく、
千光寺あたりを歩いていました。


まだまだ日差しの強い中
汗を流しながら展望台まで登り、
尾道水道を眺めていると、
すぐ近くにガラス張りのおしゃれな建物を見つけました。


山を少し下ったところにあるその建物は、
尾道市立美術館でした。


画家 小林和作没後50年
「坂道を歩一政  小林和作と中川一政」


お客さんは少なく、ゆっくりじっくり
静かに見て回ることができました。


どの作品も勢いがある。
力強さを感じる。
時を経ての色彩の変化・・・


語彙力が乏しく
うまく言葉にできなくてヤキモキしています。笑


ところどころにお二人の言葉がありました。
その中で心に留まった言葉があります。


画の勝負は美しいとか醜いとかいうものではない。
生きているか、死んでいるかが問題だ。美しいようにみえて、死んでいるのがある。みにくいようにみえて、生きているのがある。

中川一政

構図というものはかくの如くむずかしいものと私は思う。かく構図に神経質な私から現代の日本の洋画を見ると、多くの人は構図を一向に苦心などしていない。これは油絵具が便利なものだから、かいていれば不確定な構図でもまとまる事が多いので、絵をむずかしく考えない人はそうなるのだろう。しかし、私のようなものが展覧会を見て廻ると、安易な不自然な構図の上にあぐらをかいている暢気な絵が多すぎるようにも見える。これでは中々世界的な水準には到達しないであろう。

小林和作「構図」より


なにか、
音楽にも通じることのように感じました。
特に小林和作さんの言葉は、
まだ私の中ではぼんやりとしています。


絵からも、言葉からも
じわじわくるものがあります。
先人から種を撒いてもらったようです。


なにせ、お二方とも
明治、大正、昭和を生き、
中川一政さんに至っては平成まで生きられ97年の生涯。


何歳のときの言葉なのかはわからないけれど、
わたしはまだその半分にも満たないのです。


わかるわけないよね、と。笑


けれどなにか響くということは、
そこにヒントがあるのかもしれません。
そのうち腑に落ちて
わかるときが来るかもしれないし
来ないかもしれない。



少なくとも、
生きている音楽
生きている歌

を探求し続けていきたい。


こちらを訪れて良かったです😊

こちらの展示は11月10日までです。
気になる方はぜひ足を運ばれてみてください。
大きな猫ちゃんが出迎えてくれます。


お読みいただきありがとうございます。
素敵な週末をお過ごし下さい。



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