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古民家や公共施設で

こんにちは、お疲れ様です。
今回は、友人であるデザイナー様からのご質問より
写真記事を書いていこうと思います!
とても大事なことだと思い、記事にした次第です。

写真記事といっても、題材にもしている
「古民家や公共施設で」と書いていますように
ご質問より、それにそうお話しです。
と、ご質問から。

「郷土本を制作中です。さまざまな資料を集める中で写真のような、ガラス乾板のネガが出て来ました。
時代が分からないものです。」

写真、カメラという枠のくくりの観点ではなく
未知な要素を知るチャンスだとも感じます。

私は主に、35mmや120mmという
透明な薄い膜状のもの(フィルム)を支持体として、その上に写真乳剤層を塗り、化学反応をさせたもの。
といいましてもフィルムも、取り扱いを知らなければ
大惨事になりまねません。


現在でも、ガラス乾板で撮られている方もいらっしゃいます。
しかしながら、上記よりは数少なくなったのではないかと思います。
その中で、取り扱いも知る人ぞ知るとなって来ているのではないでしょうか。

まずは、専門的なところへのご相談が手っ取り早いです。

「当たり前でしょ。」
そう思われるでしょうが、それは写真やカメラに関して携わってる方々にとってはの話。
前置きをしているのはその段階に行くまでの時間です。

ー「年代が分からないもの」
という点。
ー「さまざまな資料を集める中で」
という点。
それを踏まえての考察をしてみました。

絶対に拭かないこと

ガラス乾板とは、無色透明なガラスに写真乳材を塗布したもの。
拭くと銀が剥がれて、絵柄がなくなってしまいます。

管理として見た訳ではございませんが
多少は劣化やほこりが少なからずあると推測。
貴重な資料としても、台無しになりかねません。
写真に関して携わっているからこそ気がついた部分だと思いました。
些細な部分が、大事な事だったということもございます。
これはあくまでも、悪い意味では決してないと理解して頂きたい。
人格を否定してではなく、取り扱いに関して大事な事だと分けて考えて欲しい。
ものを大事にしているからこそ、貴重な資料があり
大事にしようとして、綺麗にしようという好意的なところは否定してはいない。

そして、専門家のアドバイスです。

”ハンドリング”
持っただけで割れてしまうこと。

もあるそうなので、慎重に扱うようにとの事。
ガラス乾板の耐久性は、年代や保存状態にもよると思います。
もしかしたら、ヒビが入っていたりするかもしれません。
手袋などを使用しながら怪我のないようにと思います。
先程の、「吹いてはいけないも」専門的な処置をするので、”そのままで”お持ちくださいとのことです。

ガラス乾板が見つかる場所や状況などとして、
取り扱いや考察、調べる中での一つの記事、記録として書いてみました。



写真の歴史って、紐解いていくと繊細で不思議。
と改めて感じました。
“記録が記憶に変わる瞬間。”


坂本純子

写真素材提供:金城様

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