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「Webライター育成講座」レポート

5月から、オンラインで「Webライター育成講座」を受けている。主催者は、沖縄のライター・編集者チーム「OKINAWA GRIT.LLC(オキグリ)」代表のみやねえさん。

私が講座の存在を知ったときには、既に第1回の講座が終了しており、私は途中からの参加が可能か、みやねえさんに恐る恐るDMを送った。みやねえさんは快諾してくださり、無事オキグリ講座2期生になることができた。あの時、twitterのタイムラインに流れてきた講座の告知、本当にありがとう!と感謝している。

講座が始まってから、早いものでもう2ヶ月経ち、実はもう終盤。回数を重ねるにつれて、学びが溢れてきているので、今更ながらnoteにまとめたいと思うようになった。

なぜオキグリ講座だったか


まず、私がこの講座を受けようと思った理由は2つある。未経験からライターの勉強を始めて数ヶ月経ち、動画や書籍でインプット量は増えているものの、アウトプットする機会がないため、自分の文章の良し悪しが分からない。SEO記事、インタビュー記事を体系的に座学で学びながらも、実践で書いた文章をプロに添削して頂けるというのが魅力的だった

2つ目はみやねえさんが地方ライターとして沖縄の第一線で活躍されている方だったこと。私は北海道への移住が決まってから、地方ライターの職に興味を持ち始めた。ただ、「地方ライター」のお仕事事情が全く分からない。講座後の雑談タイムで、生の声を聞くことができるのが決め手になった

講座で何が学べるか

講座はオンラインで、前半は資料をもとに講師の話を聴く。2時間聴き続けるのは、なかなか集中力が必要だが、講師のみやねえさんの巧みな?話力に集中してしまい、毎回あっという間に時間が過ぎる。もちろん、書籍や他のライター講座でも紹介されるであろう「基礎的な文章の書き方」も学ぶが、みやねえさんの話は「実体験」に基づくから惹かれる。

例えば、インタビューをする際に「どういう心持ちで臨むか」、「どうやって本音を引き出すか」、「取材相手とどう気持ちよくコミュニケーションを取るか」など失敗談も含めて教えてもらえる。エピソードの端々に、受講生への愛情を感じるアドバイスが込められているから、「自分ごと」として捉えることができるのだと思う。

毎回、講座終了後には課題が出る。「課題」と言っても、初めは楽しみながらできるものばかり。実際にあるWebメディアの記事を要約しタイトルをつけたり(実はこれが難しい!)、twitterを運用したり、slack内の会話でテキストコミュニケーション力を上げる練習をしたりなど。

最初はこの課題、何の役に立つんだろう?と思うものもあるが、後々でその効き目を思い知ることとなる。この例えは本当にどうかと思うが、ドラゴンボールで、悟空が修行しながら徐々に戦闘力を上げていく感じ。(その過程で、セルや魔人ブウのような強敵な課題が現れるのだが…)

自分の強みを探す


講座の中盤で出される課題が、自分へのインタビュー。「自分へのインタビュー」というのは幼少期(小学校)から現在に至るまでの自身の嗜好や趣味、特技、経験したことを書き出していくもの。

単純に起きた事象をならべるだけではなく、「なぜそれを選ぶのか?」という気持ちにまで深く焦点をあてていく過程が面白い。なぜ、なぜ、なぜ…を自身に問い詰めていくと、自分でも気づかなかった「軸のようなもの」が露わになっていく。

私はこのインタビューを完成させるのに、1週間かかった。講師のサポートを受けながら自己分析を終え、ライターとしての強みを書き出したプロフィールを仕上げていく。

私の場合、仕事に注力しすぎて面白みのない人生だなぁ…と思ったが、社会人として身につけた納期管理や同僚とのコミュニケーション力、そして1つのことを継続し、やり抜く力もライターとしての強みになりうると教えてもらった。

学びを活かすも殺すも自分次第


そしてこれは、4回の講義を経ての気づきではあるが…コミュニケーションツールとして使用するslackのなかで、他の受講生の文章を読むことができる。これが本当に勉強になる!

同じ課題でも人によって表現の仕方が異なり、受講生それぞれの長所や文章の癖があるらしい。最初は人の文章に「すごいなぁ」などと嫉妬もしていたが、それよりあらゆる文章を読める面白さが大きくなった。もちろん、その全てはプロに添削されるので、学びも4倍、5倍になる。

一方で、私の性格上、人の文章を見ると影響されやすい気がして、できるだけ最初に課題を提出するようにしていた。その分、指摘される箇所も多く一旦落ち込むが、フィードバックがなぜダメなのかではなく、どうしたら良くなるかに重きが置かれている。だから、文章を書き添削をもらうにつれて、「また1つ成長した」と思えるようになってきた。

講義の具体的内容には、多くは触れてないので抽象的な感想になっているかもしれない。あくまでも、2ヶ月の講座を経て、私が感じたことを書いている。とにかく、愛情たっぷりの母親のお弁当のような講座である。


沖縄在住の方向けに「フォトライター育成講座」も始まるとのこと↓


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