便利なのが不安なのですよ
とにかく世の中がどんどん便利になって行く。
昭和な年代の私はもうすでにこの便利な世の中について行けて無い。
携帯電話までは何とか対応出来ていたと思うけど、スティーブ・ジョブズのiPhone辺りからもう怪しくなって来た。
ついて行けなくても、それでも世の中はまだまだ便利になって行く。
最近では話したい事や自分の考えまでAIが変わりに作ってくれる様になって来た。
もちろんやり方は分からないけど。
たぶん近いうちに、人と話していたと思ったらAIだったなんていう事が普通になるのだろう。
なんだかとっても寂しい。
だから昭和な私は、最近つくづくもうこれ以上便利にならなくていいなぁと思ってしまうのです。
勝手な昭和発言ですが。
最近投資なども誰でもする世の中だけど、もっと便利にしてくれる会社じゃなくて、もしあるならばもうこれ以上便利にならない世の中を提供してくれる会社に投資したいくらい。(そんな会社もお金も無いけど、あるならどーんとしたい)
誰でも個人が電話を持っているから、公衆電話が今はほとんどありません。
地下鉄の駅に昔公衆電話が置かれていた台を見るとちょっと寂しくなってしまう。
(何処の事か分からないでしょ?)
もっと昔の駅には、切符を切ってくれる駅員さんがハサミをパチパチさせながら改札に立っていたよね。
「おはようございます!」なんて言いながら。(ブスッとした人もいたけれど…。)
もう30?いや40歳以上じゃなきゃなんの事か分からない話しです。
世の中が便利になって、沢山の新しい物が出来たと同時に、沢山の物が無くなりもした。
無くなった物を覚えているから、便利な世の中にこれで良かったのだろうか?と戸惑ってしまうのですよ。
だって便利じゃ無くても困ってなかったから。
だから最近は便利な世の中が怖いくらい。
これが進化なのです、って事は分かってますよ。
でもなんだかこれでいいのか?とも思うのです。
人口が減少して働く人も減少するから、人が居なくてもいい世の中になって行く。
システム化されて一日誰とも話さなくても充分生活出来る世の中に。
若い人も高齢者も。
このまま進化する地球とこれ以上進化しない地球を選べるといいなぁ。
もしそんな二つの地球があったとしたら、皆さんはどちらの地球を選びますか?
この際想像だから言わせて頂ければ、小さい町の商店街がまだ元気な頃まで戻ってみたいかなぁ。
八百屋さんや魚屋さん肉屋さんがどこにでもあった頃に。
今の時代より不便だけど、みんなが生き生きしてたと思うのは、それを知ってる昭和の世代だけでしょう。
これからはそれを知らない人が増えるだけだから、世の中はどんどん便利な世の中の方向に。
結局地球は1つなので、どんどん便利になる世の中を昭和なりに受け入れて行くしか無いのです。
頑張ってQR決済しちゃうのです。
どこまでやれるんだろう…、便利だけど不安なのですよ、昭和は。
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