死ぬまでに観たい映画1001本#15   ~第三の男~

どうも!TJです!

このブログは、死ぬまでに観たい映画1001本に載っている映画を一本ずつレビューしていき、最終的に1001本全部レビューしていきたいなと思っています!3日に1回ほど更新出来たらいいなと思っております。

今回紹介する作品は、「第三の男」です。

一言で表すならば、「友情の裏切り」です!

第三の男 1949年 監督 キャロル・リード イギリス

第三の男

一番最初にこの映画をみて驚いたのがオープニングです。

「絶対に聞いたことのある、あの有名な曲が使われています」

今後観る人のために、ここでは明言しませんが、本当にびっくりします。映画は観ないけど気になるという人は、YOUTUBEなどで音楽を調べてみてください。本当にびっくりしますよ。

そしてもうひとつ、とてもびっくりしたこと、

「オーソン・ウェルズいつでてくるねん!!」

オーソン・ウェルズは「市民ケーン」で有名な俳優兼監督の方ですね。

「市民ケーン」は世界の評論家の間でも高く評価されており、「最高の映画トップ10」の座をずっと守り続けています。

私が当時その映画を観た時、オーソン・ウェルズがどのような役で出て、どのような演技をするんだろうと夢中になって探したのですが、本当に出てこないんですよね。いつ出てくるんだよ!!って感じです。

しかし、ここが本当にすごいところ。この作品の中でたった5分しか出ていないのに圧倒的な存在感を与えているのです。特に登場シーンなのですが、グッと引き込まれましたね。映画史に残るシーンとしてとても有名です。(上に載せた写真がとても有名な登場シーンとなっています。)

そしてこの脚本自体も相当な内容の脚本となっています。今、この内容の脚本で映画を作ったとしても全く色あせないほどに、内容がしっかりしています。観終わった後の「あ、やられた感」がたまらなく心地よかったのを覚えています。大どんでん返しの連続です。しかもハラハラするシーンもあるんですよ。ただのミステリーではないんですよね。だからオーソン・ウェルズを5分しか出さなかったのね。って今思います。

この作品はウィーンで撮影されたのですが、この当時のウィーンは4か国が占領していたときで、本当に生々しい恐怖が萬栄していたそうです。ミステリーにはとても向いてますね。セットなどにあまりお金はかけていないのですが、内容でかなり濃密な作品にしています。ヒッチコックのような内容の作品を、お金をかけずに作ってしまったのが本当にすごいなと感じました。ウィーンで撮影したから、そんなにセットにお金をかける必要がなかったのかもしれません。

この映画で大事なのが「友情」です。「友情」があるからこそ気づけないことってあるんですよね。例えば、親友が周りの人からとんでもない極悪人と聞かされて、それを信じることが出来ますか。私は信じることが出来ません、それどころが極悪人と親友を罵った人を少し軽蔑するかもしれません。

しかし、本当にその親友が極悪人だったとしたらどうなっちゃいますか。そしてその親友に殺されそうになったらあなたはどうしますか。しかも計画されたうえで。相当混乱するでしょうね。

この映画のラストはとても悲しいものとなっています。この悲しいラストも含めて名作と呼ばれる所以だったんだろうなと思います。

映画を観て、はっとしたい気分になった方は、是非こちらの作品を観てください。

それでは皆さん、さよなら、さよなら、さよなら。

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