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死ぬまでに観たい映画1001本#9   ~オズの魔法使い~

どうも!TJです!

このブログは、死ぬまでに観たい映画1001本に載っている映画を一本ずつレビューしていき、最終的に1001本全部レビューしていきたいなと思っています!3日に1回ほど更新出来たらいいなと思っております。

今回紹介するのは「オズの魔法使い」です!

一言で表すなら、「ファンタジーの裏側」です!

オズの魔法使い 1939年 監督 ヴィクター・フレミング アメリカ

個人的評価 星5‼

オズの魔法使い

名作中の名作ですね!もしかしたら小さいころに見たことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。この作品で最も有名なのは曲ですよね。

「Over the rainbow」 日本語訳だと「虹の彼方に」です。

たぶん一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。LGBTQ+のシンボルとなったレインボーフラッグは「虹の彼方に」が由来みたいですよ。この作品で主役を務めているジュディ・ガーランドはLGBTQ+に非常に理解があったみたいです。また本人もバイセクシャルであったみたいです。だから同性愛者の中では1番のスターみたいですね。エルビスプレスリーなど一流スターを差し置いて選ばれているみたいです。

上の写真見るとわかるのですが、特殊メイク、大変そうですよね(笑)

実をいうとこの特殊メイクには悲劇があったんですよね。この作品でブリキの木こりを演じているバディ・イプセンという俳優の方は、この特殊メイクの影響でアレルギーを引き起こしてしまい、降板せざるを得なくなってしまいました。一見してみたら悲劇はこれだけのように見えますが、もっと深刻な悲劇が起こっています。

MGMが当時13歳のジュディ・ガーランドに対し、「スリムでいること」を含め強制的なダイエットを命じました。その結果、当時のハリウッドのスタジオでダイエット薬として利用されていた覚せい剤(アンフェタミン)を常用するようになりました。そのタイミングで「オズの魔法使い」のオファーが来るのです。そうしてジュディ・ガーランドはスターへの階段を昇りつめていくのです。一説によると、「オズの魔法使い」で踊っているシーンは薬物の影響でハイになっているときに撮影されたみたいです。

めちゃくちゃ怖くないですか。当時13歳の女の子に薬物を使い、やせさせるなんてとんでもない話です。この後も薬物中毒に苦しめられることになります。枕営業もしていたようで想像を絶する生活をしていました。13歳で。生涯に5回結婚するなど波乱万丈な人生を過ごしていますね。そして47歳の若さで睡眠薬の過剰摂取で死んでしまいます。

「オズの魔法使い」自体はとても明るいストーリーです。現実をモノクロ、風に飛ばされたあとの世界をカラーで表しています。子ども向きの作品ではあると思いますが、大人が見ても面白いような話だと思います。1930年代でこのような映像技術があること、お金の使い方がすごいなという感想がありましたね。MGMのお金と技術に脱帽しましたね。映像美もとても美しいです。

オチも含めとても明るいし、この作品を観たあとに少年少女時代に戻ったような無邪気な気持ちになれますよ。

どちらかというとジュディ・ガーランドの紹介になってしまいましたね。彼女の生き方は1人の人間として、とてもカッコよいなと思います。当時13歳にして、様々な覚悟をもって少女役を演じたジュディ・ガーランド。その生きざまも含め、この作品を観てもらいたいなと思いました。

それでは皆さん、さよなら、さよなら、さよなら。


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