お母さんみたいな大人にはなりたくないと言われて

お酒好きな自分と、頭ではわかっている害


私はお酒好きだ。
父方が酒飲みの家系で、父は毎晩自宅でお酒を飲んでいた。次第に職場のストレスからか、私が高校生の頃からウィスキーなど強いお酒をがぶ飲みするようになり、毎晩記憶がなくなるまで飲むようになっていった。
父の醜態と母の愚痴を聞いていた私は
「昔は尊敬していたのに、自分をコントロールできないお父さんなんて嫌いだ」と思うようになり、その後長いこと父へのわだかまりは消えなかった。
最終的に肝硬変で父は急死した。

私も、父のことがあるのにお酒も、お酒の場も好きな大人になった。
今は糖質と老化の関係やお酒が脳に与える影響など知り、週末しか飲まないことにしているが、それでも飲みだすと頭のタガが外れ沢山飲んでしまう。

子どもと私の週末の解禁(お酒とジュース・スナック)

そして、子供たちは炭酸飲料が好きだ。
海外にいた頃、レストランで水より缶ジュースのほうが衛生的で安かったこともあり、外やホームパーティー時はコーラなど炭酸飲料を飲むことにすっかり慣れてしまった。
これも、もちろん健康にはよくない習慣で「缶ジュース1本で1日の必要量を上回ってしまう」と知っている。

料理はできるだけ糖質オフにシフトした私は、子供たちとのジュース・お酒も週末だけにしようか、という感じで、金曜日はカレーライスを食べた後に宴会と称してポテトチップスとジュース、私はワインを飲む。
土曜日は外食することが多く、そこで飲むか、帰りがけにコンビニに寄ってお菓子とジュースやアルコールを買い込み、飲むようなルーティンになっている。

子どもたちはジュースを辞めなければという意識はなく、むしろ「お母さんがお酒をお代わりする時は僕たちにもジュースを飲む権利がある」という論理で責めてくるので、いつも「もう少し飲みたいが子供にジュースをこれ以上飲ませたくない」という時にめんどくさい問答になりがちであった。

そうやって「お母さんだけずるい」と言われた時に「じゃ、しばらく週末のジュースとお酒、やめよっか?」と持ちかけ
二度ほど「ジュース断ち・お酒断ち」を1か月ほどやったが、禁が明けると親子とも嬉しそうに元に戻っている。

少し前にも長男に「自分だけ飲んでずるい、お母さんは自分にだけ甘い」と言われた時、「大人にとってのアルコール適量と子どもにとっての砂糖の適量を比べるものではない」といい返してもめたことがあった。(恥)

母に刺さった厳しいひとこと

さて、先週末のこと。
土曜日は子供たちと外食にゆき、そこで私はビール、子供たちはジュースを飲んだ。飲み足りなかった私は帰り道でお酒とおつまみを買い、子供たちに「ジュース買うからこれは明日飲めば」と言って冷蔵庫に入れた。
翌日の日曜日。
夕方になって「今日はM1だ」と知り、いつも食事どきからお酒を用意してみていた私は、「えー、テレビ観ながら飲みたいな」と思い始めてしまった。子どもたちは昨日私がよけいにお酒を飲む変わりに「明日飲みなさい」と与えたジュースがあり、すでにお菓子も出して食べ始めていた。

「私もM1みながら飲みたいから買ってくる」とコンビニに買いにいき、子供たちに追加で500mlジュースを買い与えるのはな・・と思ってPinoのアイスクリームを1箱、子供も好きなおつまみを1袋買うことにした。
もどってきたら子供たちが怒り始めた。
「おかしい。お母さんは昨日お酒をよけいに飲んで僕らには『明日飲みなさい』と言われて買ったジュースを僕らは今日飲んでいる。
なぜお母さんは今日また買ってくるのか。
しかも自分の分だけでなく俺らの分も買ってくるかとおもったら、自分の分だけ??どういうこと?????」

「あんたらは今日もうジュースを飲んだやん」
「これは昨日お母さんがお酒を余分にのんだ分やろ?」
「砂糖が悪いんなら、このアイスはなぜ買ってきたん?」
「じゃあお金出すからジュース自分で買ってくれば!?」
というやり取りの挙句に言われたのがタイトルのひとこと。
「これだけははっきり言えるわ。お母さんみたいな大人には絶対になりたくない」
ぐっさー・・・

いやー。書いていて恥ずかしいです。自制できていないところを子どもに指摘されている。
私ダサすぎる。
「子どもには厳しいくせに自分には甘い」と思われている。
その通りだ。
これから子供たちになんて宣言しようか考え中。

子どもに話してどう改善するか

なかなか自分の非を認めること、しかも子どもに対しては難しい。でも、自分が高校生の頃父親に感じていたことを考えると今回のようなことで子どもの尊敬を失うのは避けたい。
これを機に禁酒か減酒できて、子供のジュースも減らせたら良いではないか!と色々考えている。

【自分で頭ではわかっていること】
・自分がお酒に関して自制できておらず、子供へジュースを与える時も「自分が飲む時にあれこれ言われたくない」から与えている意識がどこかにある。
・一方普段は健康にうるさいので、矛盾している
・子供たちはジュースを辞めたいわけではない。私だけが余分に飲むのを「自分のことを棚に上げてジュースを制限してくる」と怒っている
・子供も私もお酒・ジュースを飲まない習慣がベストとわかっているが、すぐにゼロは難しい(私の意思・子供の反発)
・これからクリスマス・年末年始・飲み会とあるので、断酒宣言は難しそう
・飲みだすと沢山飲むが飲まないなら飲まないでいられる

なので、
1.お母さんが矛盾していた。もうこれからは金土とかイベントの時しか飲まないし君らにジュースも買わない。ー>現状維持であやまるだけ

か、

2.お母さんが矛盾していた。頭で健康に良くないと分かっている習慣を親子で続けている。
もうこれからはしばらくイベントの時しか飲まないでお酒を買う代わりに貯金をする。君たちもお金を渡すから、ジュースは自分で買うか、貯金するか選びなさい 
ー>実質的にジュース断ち・お酒断ちをスタートすることになり、子供たちに「自分の意思で勝手に禁酒して。俺らを巻き込んで楽しみを奪うな」と反発されそう。しかし、子供らは買ってくることはできる。グダグダになりそうな気もするが、私が買わなければしばらく飲まないで済むかも。
ー>これでスパッと辞められたらお母さんカッコイイんだけど

2.かな。
ちょっとお恥ずかしい話なので、しばらくしたら消すかもです。
こんな母もいるってことで。



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