札幌市内のゴールデンカムイ聖地
9月の北海道旅行の際、札幌市内に所在するゴールデンカムイの聖地をいくつか見て周りました。
壮大な物語の中の舞台としてはほんの一部なのですが、札幌市内のそれは市の中心地から近く、訪れやすいのが利点です。
それらの聖地を、順番に紹介していきたいと思います。
札幌時計台
さっぽろオータムフェストが開催された、大通公園から徒歩5分程度です。
物語の中で、キャラクターが行き交うシーンの背景に描かれ、静かな存在感を醸し出していました。
ジャック・ザ・リッパーが登場するころからたびたび露出するようになり、菊田特務曹長&宇佐美、門倉&キラウシと、いろんな人物がこの前ですれ違いました。
外から眺めるだけで充分物語を感じられますが、入場料200円で中へ入ることもできます。
ちなみに、時計台から500mほど東にあるのが日本基督教団札幌教会ですが、訪ねたときはあいにく工事中でした。
ここは、アシリパ&ソフィアが鶴見中尉と対峙した教会です。
鶴見中尉がある重大な過去の秘密を語り出し、緊迫した場面で好きなシーンの一つでした。
北海道大学植物園
大通公園から徒歩10分くらいのところにあるのが、広い敷地を持つ植物園「北海道大学植物園」です。
ここには、江渡貝邸のモデルとなった家があります。
江渡貝くんは変態的剥製師で、それゆえ鶴見中尉から目を付けられたわけですが、この家、奇しくも剥製の展示所になっているんです。
作中では狩りのシーンが多かったので、実にいろんな動物が登場しました。
ここに展示されている動物たちは、まんま金カムに登場した北の大地の生物たちです。
展示物の剥製を見ていると、そんな動物のシーンを彷彿とさせてくれます。
サッポロビール博物館
杉元&土方歳三の一行が、ジャック・ザ・リッパーと対峙するサッポロビール工場の今の姿です。
上ヱ地圭二が上ったのが、右の煙突ですね(笑)。
アクセスは、市内バスの循環88 ビール園・ファクトリー線が通っていて、札幌駅前から時計台前、大通公園、バスセンターを経由しビール博物館へ到着します。
外観だけでもあの緊迫したシーンが蘇ってきそうですが、現在中ではサッポロビールの歴史が展示されていて、試飲できるコーナーもあります。
内部の見学は有料ツアー(テイスティング付)か無料の自由見学のいずれも可能です。
自由見学の場合、まず3階のミュージアムから見て周ることになります。
サッポロビール博物館、建物がとても重厚でレトロな感じで、中を見て歩くだけで歴史を感じられました。
杉元が流れ出たビールに溺れて酔っ払って戦闘していたのは、どの階だったかな?
ちなみに、自由見学でも別料金で試飲は可能です。
なお、ここサッポロビール工場での戦闘の後、アシリパとソフィアは上記の日本基督教団札幌教会で鶴見中尉と相対することになります。
サッポロビール工場での戦闘シーンは、クライマックスに突入する前の前哨戦という感じで、お気に入りの一幕の一つでした。
中島公園
札幌でスパイ活動していた菊田特務曹長が、伝達の際腰かけていたベンチがあるのが、ここ中島公園です。
ちょうど滞在していたホテルから近かったので、行ってみました。
公園の広い敷地の中には、池があります。
菊田さんが腰かけていたベンチも、確か池の前だったはず……。
ちょうど公園の中に地下鉄「中島公園」駅があるので、アクセス良好です。
私が訪ねたときはあいにくの雨でしたが、晴れた日にはボートを借りて漕ぎ出すことも可能なようです。
都会の喧騒から離れてホッとしたいときにも、訪ねてみてはいかがでしょうか。
……以上が、私が訪ねた札幌市内のゴールデンカムイ聖地になります。
札幌近郊には金カム聖地として有名な、野外博物館 北海道開拓の村があります。
ここには尾形が髭を剃ってもらった理髪店とか、札幌の殺人ホテルとか、ラッコ鍋を煮た番屋など、あらゆるシーンのモデルとなった建物が建っています。
が、今回はエスコン行きを優先したため、遠方の聖地まで訪れる余裕がなく、次回持ちこしとなりました。
一度でも聖地を訪ねてみると、ゴールデンカムイという作品が、いかに北海道の風土と歴史に忠実に描かれていたかがわかります。
聖地巡礼することで、ますます作品のファンになりそうです。
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