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24歳、鬱病になる。ー〔161〕復活

私24歳にして、今年2023年の1月に鬱病と診断を受けました。

鬱病になった私に起きたことや、そこから立ち直れるにようになるまでの姿を、自分なりに整理して、書き起こしてみたいと思います。

自分のために、そして同じような境遇の人の何かの一助になればよいなと思っております。


前回の記事では、"ゴッドねーちゃん"先輩とのLINEのやりとりを書きました。今回は、心の余裕ができてきたことを書き記していこうと思いました。

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薬をエスシタロプラムに切り換えて、2週間が経ちました。体調が良くなっている実感は確かにありました。

相変わらずゲームをすることが一日の大半ではありましたが、海外ドラマを観たり洋楽を聴いたりする時間も少しずつ増えていきました。

そして一番大きかったことは、映画館に行けたことでした。先月には、母を誘ったにもかかわらず朝起きて体調が優れなかったために、映画館に行くのをドタキャンしていました。

そのリベンジとして、再び母に「映画を観に行こう」と誘いました。そしてその日は、しっかりと映画館に行くことができました。

観た映画は、前から観たかった『イニシェリン島の精霊』でした。後味は悪く、結局何が言いたかったのかよくわからない映画で、母も「なんかけったいな映画だったね」という感想でした。

あまりにも訳が分からなかったので、私はYouTubeで考察動画を観ました。観た動画は、私が最も尊敬する映画評論家町山智弘氏の解説動画でした。

その動画を観て、ものすごく心を撃ち抜かれました。私が取りこぼしていた背景が明確になり、映画の奥深さを再認識しました。

そして動画を観終わったら、すぐに私はnoteを開きました。映画の素晴らしさを実感したその瞬間に、その感動を文字に起こしたいと思ったからです。やはり私は、どこまでいっても映画が好きなのでした。そして、それを言葉に起こすのも好きだったのです。

その衝動を原動力として、下書きで残しておいた『ドリーム・ホース』という映画についての記事と、『イニシェリン島の精霊』の記事を書き上げました。そして普段はしないのですが、その記事を母親に聞いてもらいました。母に、noteが書けるまで回復したということを知って欲しかったのです。

そしてその次の週から、私はnoteの投稿を再開しました。


記事のバックナンバーなどは、こちらのマガジンでまとめていきます。