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24歳、鬱病になる。ー【108】モヤモヤの原因

私24歳にして、今年2023年の1月に鬱病と診断を受けました。

鬱病になった私に起きたことや、そこから立ち直れるにようになるまでの姿を、自分なりに整理して、書き起こしてみたいと思います。

自分のために、そして同じような境遇の人の何かの一助になればよいなと思っております。


前回の記事では、忘年会であまり仲良くない先輩と退職話をして、心がモヤモヤしていったことを書きました。今回は、そのモヤモヤの原因について書き記したいと思います。

・・・

後輩や先輩に気丈に退職話をした私は、その反応によって言いようのないモヤモヤ感を心に宿しました。そのモヤモヤ感の原因が、その時の私にはわかりませんでした。

しかし、今の私にはわかります。

私はただ、「大変だったね」という一言が欲しかっただけなのでした。

上っ面では気丈に退職のことを語り、全て終わったこととして吹っ切れているかのよう、私は振る舞っていました。私は、新しい生活リズムの確立し、再就職活動の始め、そして高速バスという長距離移動さえも楽しむことのできる心の余裕ができていました。だから私自身、退職のことを終わったことのように話すことができる段階にある、と思っていました。

しかし、それは私の勘違いでした。

心の奥底では、やはり労わってほしかったのです。同情してほしかったのです。たとえ仲がいい人ではなくても、一言「大変だったね」と、「辛かったね」と言って欲しかったのです。

ただ、そんなことを事情の知らない先輩や後輩に求めるのも酷でした。その時は私自身もそのことに気づいておらず、のこのこと京都まで来て、馬鹿みたいに空元気に振る舞っていたのですから…。

そんな理由で、私は忘年会の末席でモヤモヤした気持ちを抱えながら、ウーロン茶を飲んでいました。その後も、ちょくちょく先輩や後輩に話しかけらましたが、どれも同じやり取りで、心のなかでは順調にモヤモヤが増幅されていきました。

そんななかでも、私のことを理解してくれている人もいました。それは、私が忘年会に来るように催促した一個上の先輩でした。先輩は、私の"リスタート"の記事を読んで、LINEをくれました。

会の終盤、私はその先輩の席に行き、話しかけました。「最近、再就職活動を始めれるくらいまで、元気になりました」と伝えると

「もう少し、ゆっくりしなさいよ」と、先輩は言いました。

その言葉が、私の心のモヤモヤを少し晴らしてくれました。


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