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24歳、鬱病になる。ー〔190〕親近感
私24歳にして、今年2023年の1月に鬱病と診断を受けました。
鬱病になった私に起きたことや、そこから立ち直れるにようになるまでの姿を、自分なりに整理して、書き起こしてみたいと思います。
自分のために、そして同じような境遇の人の何かの一助になればよいなと思っております。
前回の記事では、アルバイトは順調ながらも、年下の同僚たちとの交流に難しさを感じていたことを書きました。今回は、そんななかでの新しい出会いについて書き記していきたいと思います。
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初日から2連勤の後は、数日の休みを挟みました。そして迎えたアルバイト3日目。初めての平日出勤でした。
その日の研修担当は、黒髪ショートの可愛らしい女性でした。
「もう一通りできるって聞いたんですけど?」朝礼を終えてから、その方は聞いてきました。
「まあ、レジ打ちはもうやってますね」
「そうなんですね。なら、安心です」
それからは、残りの研修内容を全て教えてもらいました。平日なので客入りも少なく、ゆったりとした時間のなかで研修は行われていきました。
研修が一通り終わると、その後は雑談をしていました。
「あたしもフリーターなんですよね」と、女性の方は言いました。
「ああっ!そうなんですね」
「そうです、そうです。すごくブラックだったんで、すぐに辞めちゃったんですよね…」
「私もすぐに辞めちゃったんで、同じですね。私の前職も…」
「ブラックでしたか?」と、悪戯っぽい笑顔を浮かべながら問いかけてきました。
「そうですね」と、私も照れ笑いを浮かべながら応えました。
その後は、映画館に届いているチラシを眺めながら映画の話をしました。
「近々公開される作品なら、是枝監督の『怪物』が一番楽しみですね」と言うと、
「こういう作品が好きなんですね~」と、話が弾みました。その人も私よりも2つ年が下ではありましたが、なんとなく他の学生アルバイトよりも親近感を持てました。そして、その人と私との間には壁を感じませんでした。
そんな雑談をしつつも、仕事もしっかりとこなしていき、その日のシフトは終わりました。
記事のバックナンバーなどは、こちらのマガジンでまとめていきます。