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24歳、鬱病になる。ー<82>入校

私24歳にして、今年2023年の1月に鬱病と診断を受けました。

鬱病になった私に起きたことや、そこから立ち直れるにようになるまでの姿を、自分なりに整理して、書き起こしてみたいと思います。

自分のために、そして同じような境遇の人の何かの一助になればよいなと思っております。


前回の記事では、ホワイトボードを活用して日々の生活にリズムを作り、調子を取り戻してきたことを書きました。今回は、そんななか、翻訳学校のオープンスクールに参加したことを書き記していきたいと思います。

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映像翻訳専門の翻訳学校のオープンスクールが、オンライン上で行われました。

内容としては、スクールの概要説明が一通り行われた後、実際に字幕制作を行う体験授業が行われ、大体3時間くらいでした。

内容は非常に興味深く、面白かったです。学校の代表の方が、自らの功績や先見の明を自慢っぽく話すのが鼻につきましたが、それ以外はとても好印象でした。

オープンスクール後のアンケートには、「大変勉強になりました。ぜひ入校させていただきます」と記しました。そして後日、実際に入学金と授業料を振り込みました。授業料は20万円を超す金額で、働いていた時の給料を使いました。

授業は10月から始まり、2月までの期間に週に1回行われます。授業クラスは時間帯別に3つで、内容は同じものなので、私は水曜の昼間のクラスで申請しました。

振り込みと入学申請を済ませると、1回目の授業の課題と、生徒カードみたいなものの提出が求められました。生徒カードには、氏名や住所の個人情報に加え、職業の欄もありました。「なぜそんなことをわざわざ伝えなけらばならないのか?」という気持ちを抑えつつ、私はその欄に「無職」と書き込みました。そのことについて言及されないことを、私は願いました。

授業課題は自己紹介みたいな簡単なものでしたので、すぐに提出してしまいました。そうしてひとまずの準備は完了し、数週間後に始まる授業をにわかに楽しみしていました。


記事のバックナンバーなどは、こちらのマガジンでまとめていきます。