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24歳、鬱病になる。ー〔171〕悪あがき

私24歳にして、今年2023年の1月に鬱病と診断を受けました。

鬱病になった私に起きたことや、そこから立ち直れるにようになるまでの姿を、自分なりに整理して、書き起こしてみたいと思います。

自分のために、そして同じような境遇の人の何かの一助になればよいなと思っております。


前回の記事では、文學界の新人賞に落選したことを書きました。今回は、その後の生活を書き記していきたいと思います。

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文學界の新人賞に落ちたことは、思った以上にショックでした。新人賞の結果を知った翌日からまるで抜け殻のようになって、なんのやる気も起きてきませんでした。頭のなかで「再就職活動をしなければならない」という考えが巡っていましたが、その現実に向き合う準備がまだできていませんでした。

気づいたら、新人賞に応募した小説の原稿をnoteの下書きにコピペしていました。そして、どうにか人に読ませられるレベルになるまで、再編集していきました。

心のなかでは、私が応募した小説は"どうしようもない駄作"であることに気づいていました。その一方で「読む人が読めば、もしかしたら誰かが私の隠れた才能に気づいてくてるかもしれない…」という未熟な期待もありました。

それから3日間、再編集作業を進めていきました。そしてキリのいいところで、もう1度小説を読み返していきました。そして、私は気づきました。どれだけ手直しをしても、やはり私の小説は"どうしようもない駄作"と。

そもそも、私は本当に小説家になりたいだけではありませんでした。私はただ「再就職活動をしなければいけない」という現実から逃れるために、悪あがきをしていただけでした。

そのことに気づいた私は、小説の再編集をきっぱりとやめることにしました。その代わりに、ハローワークのホームページを開きました。


記事のバックナンバーなどは、こちらのマガジンでまとめていきます。