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摂食障害は私にとって必要だったと信じたい
今日10/10は「世界メンタルヘルス・デー」
世界精神保健連盟が、1992年より、メンタルヘルス問題に関する世間の意識を高め、偏見をなくし、正しい知識を普及することを目的として、10月10日を「世界メンタルヘルスデー」と定めました。
その後、世界保健機関(WHO)も協賛し、正式な国際デー(国際記念日)とされています。
(※摂食障害が割と改善した人の話です。こころの状態が悪化してしまうかもしれないので気をつけてください!)
「未来と自分は変えられる!」という言葉を胸に、何事も全力で頑張っていた過去の私に、数年後にこころの不調で苦しむことになると言っても信じてもらえないだろう。
恐ろしいことに、こころの不調は誰にでも起こることだ。
病名を知ったのは後になってだが、私は摂食障害だった。何かに取りつかれているような感覚だった。自分なのに自分でコントロールできないことへの自己嫌悪でどうにかなりそうだった。
部活も勉強も体型も自己管理できている、ということで自己肯定感を保っていた私にとって、それらすべてを失った当時は全てがどうでもよくなっていた。
最初の数口以外は、おいしくもないし食べたくもないのに詰め込むように食べて、自分なにしてんだろと後悔して、でもまた限りあるお金で大量の食べ物を買って泣きながら胃に入れて、疲れて全部をほうりなげて寝て…、というのを繰り返していた。
そんな中、少し調子がよかったある日、オンラインで活動していた団体に勇気を出してメッセージを送ったのが私の転機だった。
それをきっかけに、サークルやバイト、ボランティア活動など、いわゆる”居場所”が増えるにつれて、症状が軽くなっていった。
今は、怠惰な食生活をしてもこの病気のせいにはできないなあ嫌だなあ、と思ってしまうくらいには回復している。
もちろん、この病気のせいで…と思うこともある。だけど、この病気のおかげで、それまでの無理のある自分の生き方や考え方を見つめなおすことができた。
自分では変えることのできない環境に置かれている方もいるだろうし、無責任な発言になるかもしれないが、
もしこれを読んでいるあなたがこころの不調に悩まされているとしたら、きっとそれはあなたにとって必要なものだ。
ありのままの自分を愛せるようになるために。
そう、信じている。
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