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僕は「鍛えないパーソナルトレーニング」を提供している

「鍛えないパーソナルジム」
スタジオセルのことを説明する時に、ここ最近はこの様に説明しています。

トリッキーな物言いで気を引きつけるためではなく、この言い方が一番しっくり来るためです。



スタジオセルがオープンして4ヶ月が経ちました。
光の速さだとも感じるし、もう1年くらい経ったのでは、という時間の密度でもありましたが、まあそこは本題ではないので横に置いておきます。

この4ヶ月で感じていたことの1つが、スタジオセルを地域の方などに説明するときに、伝えづらいなということ。
“パーソナルジム”と言うと、ダンベルなどを使ってゴリゴリ鍛えるイメージになってしまい、上手く特徴を伝えられないな、と常々思っていました。



スタジオセルにいらっしゃるお客様の特徴は、主に以下の3点。
・平均年齢48歳
・身体の痛みや姿勢の悩みを解消したい
・理学療法士の方に身体を見てほしい
より詳しい説明はこちら

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こういった方に身体のトラブルの原因を解消するストレッチやトレーニングを国家資格保有者である理学療法士が60分間提供しています。

ただ、トレーニングと言っても、"鍛える"というよりは"整える"トレーニング。
上記の特徴にも挙げた通り、身体の不調を改善したい方が来るので、「筋肉を増やす」ことのニーズは大きくはありません。
(初回で筋肉を増やしたいと言われても、深く聞いてみると違うニーズであることも多い)


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この写真はお尻やモモ裏に刺激を入れているトレーニングです。

ここは毎回必ず説明することなのですが、“筋肉の量”は足りているけど”上手く使えていない”というケースは意外と多いです。
そもそも筋肉ってなかなか増えないと言う側面もあります。
 
そういった際に、筋肉の量を増やさないといけないと思い、負荷を挙げても効果は薄いか逆効果の可能性大なのです。
なので、鍛えるより先に上手く使える状態にすることが先決です。
そのためにはストレッチで十分なケースもあります。

負荷は必要に応じてかけますが、筋肉を増やすというよりも寝ている筋肉に刺激を入れ、スイッチを入れるイメージです。

なので、いわゆる「ゴリゴリのウェイトトレーニング」を求めてくる方はスタジオセルではなく、他のパーソナルジムに通う選択肢を取るのは自然の流れです。




一番当てはまるのは”コンディショニング”ですが、これも馴染みのない方からすると、何言ってんだそれ状態。
「筋膜リリース」や「肩甲骨剥がし」のようなわかりやすさは現状この言葉にはないのです。
かといって、揉みほぐしがメインのいわゆる整体でもない。

一度受けて頂ければ伝わるのですが、そんなことはこの業界に限らずどのサービスでも同じ。
“一度受けてみる”に、至るまでの壁を突破するシンプルで良い言葉はないかなとずっと考えていました。



           ” 



このような背景から、冒頭も書いた通り
「スタジオセルはパーソナルジムです」
という説明だとなかなかニュアンスが伝わり切らずどうしたものかと毎日考えていました。。


そんな中でお客様から頂く言葉を見返していたときに。

多く頂くのが、
「なんか鍛えてる感じはないけど身体が良くなるよね」
「鍛えるというより整える感じが良い」
「ジムって鍛えるイメージでハードルが高いけどその手前で丁度良い」

と言った言葉でした。


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なのでいっその事、逆張りの意味も含めて
「鍛えないパーソナルジム」という言葉を使い、近くの方に説明してみようと思いました。

これを地域の方などに話してみると、興味を示してもらえたり、ニュアンスが伝わりやすく興味を示してもらい、実際にご来店頂くことが増えてきました。

余談になりますが昼の時間の合間を縫って話していますが、僕の主戦場である酒の場で話したいのが本音でもありますがこればっかりは仕方ないですね。コロナめ。



           ”


 
繰り返しになりますが今までの経験上、
痛みや猫背など身体のトラブルの解消=筋肉を増やす
ではない、ということは明らかです。

トラブルを解消するには、その根本を突き止めそこを整える。
その状態を維持するために必要であれば筋肉に刺激を入れるエクササイズを行う。
筋肉を増やすことを目的に鍛えるわけではない。

この点をブラさず「鍛えないパーソナルトレーニング」を今後もお客様に提供していこうと思う次第であります。


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