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UX関連記事 (2022/6/27)

実家の庭仕事に来ています。今年はヤスデが大量発生して大変なことになっております。。
さて、ここ一週間くらいで私の気になった記事を紹介します。

“アプリUIあるある”な6つのNGアイコン 見積り・経費精算SaaSを例に専門家が解説:徹底解剖! (ITmedia NEWS)

アプリのアイコンについての記事です。
一般的な見積もり画面を例に取り、良くないアイコンの使い方や改善例を含めて、わかりやすく説明されています。
ラベルで十分ならアイコンはつけない、というのは大事な視点で、なぜアイコンを置くのか、画面の設計時に必要性も検討するのが良さそうです。
アイコンを文字情報で補足するというのも大事ですが、スマホの場合など、タッチ操作だとツールチップが使えず、また表示できるエリアも狭いので注意が必要だと思います。

btraxサンフランシスコで働くデザイナーが語る、デザインにまつわる3つの日米差 (ビートラックス)

デザインについての日米比較です。
日本は参加者の合意形成が不可欠で、どうしてそのデザインなのかという理由づけをしっかり行う、アメリカはそこまで関係者間での擦り合わせが必要なく、完璧を求めない、など、そのスタンスの違いが説明されています。
確かに採用した理由の整理は必要ですが、不採用だった理由づけまで丁寧にすべて行うのは、時間がいくらあっても足らないと思います。
一方で、関係者間での納得が不十分なまま進めるのも、その後の火種になりそうで、一概にどちらがいいとは言えないのかなと思いました。

UXデザインにおける自律性・関係性・有能性 (U-Site)

UXデザインと、3つの基本的な欲求についての記事です。
これらの定義について詳しく説明されていて、それぞれ良い活用例、良くない活用例が記載されています。
どの項目もアプリやサービスを自ら使いたいと思ったり、継続して使いたいと思うのに必要な項目だと思います。
特に自律性については大事で、タスク達成を一本道にしないなど、比較的適用しやすい項目のように思います。
これら 3項目に対応した事例としてオープンワールドゲームが挙げられていますが、ここ最近盛り上がっているメタバースも同じですね。

UXリサーチ本。初学者のための学習本5選~はじめてのUXリサーチ、ほか~ (ポップインサイト)

UXリサーチを知るための書籍についての記事です。
5冊の本が紹介されていて、難易度や読む順番などか示されていて参考になりそうです。
私もこの中の多くは読んだことがあるので、おすすめできる本だと思います。
ただ、初学者であればまずはユーザー中心のプロセスを理解するのも大切で、その中で、UXリサーチがどう位置付けられるかを押さえるのも良さそうです。
なので、たとえば「UXデザインの教科書」とか、UXデザインの全体像がわかる本を読むのも良いように思います。

Key Soft Skills to Succeed as a UX Designer (Interaction Design Foundation)

UXデザイナーに必要なソフトスキルについての記事です。
UXデザイナーの採用担当者へのアンケート結果を元に、大事なスキルがランキング形式で紹介されています。
1位はやはりコミュニケーション能力で、すべての職種で重要だと思いますが、UXデザイナーにとっては特に大事だと言えるかもしれません。
コラボレーション能力なども含めて、これらのスキルを測定するのは難しいですが、何らか課題を与えてそれらを評価するなど、少しヒントになりそうなことも書かれていました。

Perfect CTA Placement: Above-The-Fold Vs. Below-The-Fold (Webdesigner Depot)

CTAボタン(いわゆる Webサイトの決めボタン)の配置場所についての記事です。
サイトのスクロールが必要ない位置に置くほうが良いが、スクロールした後に置くほうが良いケースもある、ということで、詳しく説明されています。確かに製品やサービスの説明が十分でないと CTAボタンを押そうとは思えないことも多いと思います。
CTA のそもそもの意味がアクションに導くことを考えれば、ユーザーに情報を伝えるためスクロールしてもらう、というアクションもありかなと思います。
こうしたケースでは、上にも下にも CTAボタンがあるのをよく見かける気がしますが、そういう解決策もありそうですね。

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