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UX関連記事 (2023/12/4)

note の検索結果の表現が少し変わったと思ったらまた元に戻ったように思います。ロジックも変わった感じがしますし、A/Bテストでもしているのかな。
さて、ここ一週間くらいで私の気になった記事を紹介します。


ダークモードはUIやUXにどのような影響を与えているのか メリットやデザインのポイントをまとめてみた (CreatorZine)

アプリや Webサイトのダークモードについての記事です。
ダークモードの利点や、どのように設計すればいいかなど、詳しく書かれています。
ダークモードはライトモードの反転でばないということで、コントラストなどについて説明されている部分は特に参考になると思います。
冒頭のライトモード派、ダークモード派のアンケートは興味深かったです。
私はどちらかというとライトモードが好きなものの、アプリにより使い分けていますが、そういう人も多そうだと思いました。

なぜ新規事業は失敗するのか?事業アイデアに関する6つの失敗パターンと回避策を解説! (えそらLLC UX ブログ)

新規プロダクトやサービスの失敗についての記事です。
失敗パターンが6つ提示されていて、具体的な例も提示されているのでわかりやすいです。
どの具体例を見ても、確かに自分では購入しないだろう、あったらよいかもしれないけどそこまででもない、といった感じのものが多いように思います。
こうしたものは検討している身からすると気づきにくく、危ぶむ気持ちは頭の片隅にあったけど、どんどんのめりこんで検討していく中で忘れられてしまうという場合も多そうです。
失敗を避けるための手法としてストーリーボードが紹介されていますが、このようにアイデアを可視化して早めに検証していくというのが大事なのかなと思いました。

良いUXとは?新人デザイナーが共通点を事例から探ってみた (SOMPO Digital Lab デザインチーム)

良いUXの事例を集めた記事です。
良いプロダクトやサービスを分析し、具体的にどういうところが良いのか掘り下げられています。
使ったことのあるものも多く、確かにと思う点が多かったです。
最後のほうで、これらの共通点がまとめられていて参考になります。
この共通点については階層化してみることもできそうで、例えば 3番目の項目は、それ以外の項目を考える際に必要となる要素なのかなと思いました。

「ターゲット=全員」への取り組み方とは (Session by Accenture Song)

顧客のターゲットが広い場合のデザインについての記事です。
実際の具体例をもとに、インクルーシブデザインのアプローチを適用したということで、ポイントがわかりやすく記載されています。
特に最後の項目は日常業務の中でも大事になってくるキーワードだと思います。
今まではインクルーシブデザインは障害のある方も含めたデザインという文脈が多かったですが、今後はそうでない場合も含めて大勢を巻き込んでデザインしていくという観点も増えていきそうだと思いました。

The Tyranny of Consistency (UX Magazine)

https://uxmag.com/articles/the-tyranny-of-consistency

アプリや Webサイトでの一貫性についての記事です。
一貫性は必ずしも守るべきものではなく、かえって守らないほうがよい場合もあるということで、詳しくまとめられています。
"Tyranny" というのは専制政治とか絶対権力と訳されますが、この場合の日本語としては「錦の御旗」というニュアンスが合っているのではと思います。
一貫性は情報構造であり、見た目で頑張る必要はないとか、一貫性を持たせようと無駄なコンテンツを入れるな。といったような耳の痛い説明が並んでいます。
最後のほうに書かれていますが、一貫性は目的ではなく手段ということを忘れずに、わかりやすいことを第一命題として検討していったほうがよいと思いました。

The 10 Most Hated Fonts of All Time (WDD)

嫌われがちなフォントについての記事です。
10位までのカウントダウン形式になっていますが、その歴史もわかるので読み物としてわかりやすいです。
Arial といった身近なフォントも入っていて、これは作成経緯のあたりが影響していそうですが、それでランクインするのもどうかとは思います。
海外記事なので当然欧文フォントについての順位になっていて、1位は洋装通りではありましたが、日本語フォントでランキングをつけたら、おそらく角ポップ体が1位に来るのではないかなと思いました。


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