自分を見つめること

「自分を見つめる」とは「自分を知ること」ということです。「自分を見つめること」と入力してGoogle検索をすると最近は、ウィキペディアを見なくても最初に「どういうことか」が出てくるようになった。何か疑問に思うとすぐにググっている。文章も紙に鉛筆で書くことよりも、キーボードで入力することが多くなり、鉛筆で書くと漢字がでてこない。よく考えもしないでググることが多くなり、なんだか考えることも少なくなってやしないか心配になってくる。

第3の人生に望むにあたり、妻から課題をだされた。「自分を見つめてから目標を考えてほしい。」岡田さんの本を読んでからと条件もついた。

2つの会社と特殊法人を経験してきたので、今まで何回も社員研修などで性格判断テストを受けてきており、自分の性格は十分に知っているはず。いまさらと思ったが岡田尊司氏の「愛着障害」「愛着障害の克服」「真面目な人は長生きする」などなど読んでみてからと言うことなので面倒くさいなと思ったが、新しい本を読むことは、好きなのでまず読んでみることにした。

基本的な考え方は、育っていく過程で親の接し方、特に母親の接し方で愛着のタイプが生まれ、実生活に問題がでるようになると愛着障害と言われるようになる。数年前に読んだアドラーの心理学とは、なんだか反対のような気がした。一通り読んだ後の感想は、そういう愛着の障害があるんだな、妻にもみられる現象だなと思っていた。僕はバランスの良い安定型だなと高をくくっていた。

そのあと妻に読んだよと言ったら、読んでどうだった?あなたの方がひどいのよと言われ、何のことだかわからなかった。日頃の行動を指摘され、「回避性愛着障害」の末尾にある愛着診断テストをやりなおした。同じような結果にはなったが、質問とタイプを突き合わせて確認してみると、回答は自分の実際ではなく理想的なことを答えていることに気が付いた。意図的ではなく自然にこうあるべきと言う答えを書いていた。ここから導いた答えは、自分自身はなんと極度の回避性タイプであると言うこと。回避性愛着障害であると言うこと。なんだか、思い当たるふしもあるが自分の事でないような気もした。もう一度じっくり「愛着障害の克服」を読むことにする。もうすでに自分に当てはまる部分を抜き出している。

次は、著者である岡田尊司先生について書いてみよう。

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