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宇宙もデジタル化の波がやってきている

2月18日午後(日本時間19日早朝)に米航空宇宙局(NASA)の探査機「パーシビアランス」が火星への着陸に成功しました!!!

宇宙と聞くと子供心がくすぐられテンションが上がってしまう後藤です。
アメリカでは「マット・デイモンが助かる」と盛り上がったそうです。
映画「オデッセイ」のことですよね(笑)

さて今回は、宇宙でもデジタル化が進んでおり、開発方法はソフトウェア開発に似ていることをお話していきたいと思います。

まずは今回ニュースとなった「パーシビアランス」
「忍耐」という意味で、愛称はパーシィ。 カメラ等の観測・分析機器の他に、地球以外の大気中をはじめて飛行する小型のヘリコプター「インジェニュイティ」(Ingenuity: 創意あふれる工夫という意味)が搭載されている。 「 パーシビアランス」の最大の科学目標は、火星にかつて微生物などの生命が存在した痕跡を見いだすこと!!夢のある探索がいよいよ始まります。

2031年ごろに別の探査機で地球に試料を持ち帰る計画で、小惑星探査機「はやぶさ2」などで蓄積してきた試料回収・分析のノウハウで、日本も大きく貢献できるとされております。

宇宙開発の主役は?

ロケット2

現在、日本人宇宙飛行士の野口聡一さんが、国際宇宙ステーションで活動を始めております。搭乗した「クルードラゴン」は世界初の民間開発宇宙船。人類が初めて宇宙に出た1961年から比べると時代は進んでおります。
宇宙の商業利用が本格化する時代に入ったと言うことですね。
この先、一般の人達がユーリ・ガガーリンの後に続くことになるかもです。宇宙旅行から帰ったら『地球は青かった。』と言うのが普通になり
10年後には流行語大賞になっているかもですね(笑)

惑星探査などは「パーシビアランス」や「はやぶさ2」などの探査機、つまりロボットが主役と言っていいでしょう。
この探査機には様々な技術が搭載されており、様々な企業が関わっているので、調べてみるのは面白いと思います。

宇宙事業

宇宙2

先ほど話の出てきた「クルードラゴン」はどこの企業が開発しているかご存知ですか?

スペースX社です。

代表者はイーロン・マスク・・・イーロン・マスクです!!

うん?

と思われた方もおられるでしょう。知っていたと言われる方も・・・

そうでう。あのテスラ!!
電気自動車企業テスラのCEOのイーロン・マスクです。

色々やっているなあの人・・・ではないのです!!

宇宙ビジネスを「地上ビジネス」「宇宙空間ビジネス」「天体ビジネス」と分類して、様々な企業が乗り出しており、ベンチャー企業も多数出てきています。
実はグーグル、アマゾン、フェイスブック・・・例外なく宇宙に巨額投資しているのです!!!

今回は、話が逸れますのでこれぐらいにしておきます。
また機会があれば宇宙事業についてお伝えできればと思います。

はやぶさ2

はやぶさ2

「はやぶさ2」とは
小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)は、数々の新しい技術に挑戦し2010年6月に地球への帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)の後継機です。

「はやぶさ」では、イオンエンジンによる新しい航行方法を確立しながら、太陽系の起源の解明に繋がる手がかりを得ることを目的に、小惑星イトカワのサンプルを持ち帰りました。今回「はやぶさ2」では「はやぶさ」で培った経験を活かしながら、太陽系の起源・進化と生命の原材料物質を解明するため、C型小惑星「Ryugu」(リュウグウ)を目指し、ミッションを終え2020年12月6日帰還しました。
※JAXA HPより転用

「はやぶさ2」には、様々な機能が搭載されております。
ドローンのような遠隔操作や自動運転などはあるだろうなと想像ができるかと思います。

ミッション達成のために搭載されている機能を、少しご紹介させていただきます。

電気推進系(イオンエンジン)
地球から小惑星、また小惑星から地球へ航行するときの軌道変更に使います。
イオンエンジンは、地球と小惑星との往復航行を、化学推進の10分の1という少ない推進剤の消費で可能にします。

化学推進系
姿勢制御や軌道の微修正、小惑星滞在時の軌道制御に使います。
「はやぶさ2」の化学推進は「はやぶさ」同様に燃料と酸化剤を用いる2液式で、20Nの推力を出すスラスタが12基搭載されています。

ターゲットマーカ
タッチダウン(着陸)の前に人工的な目印として小惑星表面に降ろしておきます。
探査機がフラッシュをたき、カメラでターゲットマーカを認識しながら降下します。

光学航法カメラ
3つのカメラ(望遠+広角2つ)で、科学観測と探査機の航法(ナビゲーション)を行います。

レーザ高度計
探査機と小惑星表面との間の距離を計測。
小惑星の地形や重力、表面の反射率(アルベド)など科学データも取得します。
計測範囲は数10m~数10km。

まだまだ機器がありますが、探査機は最新ロボットであることが、ご理解いただけたかと思います。

ガンダムがに乗れる時代ももう少しですね(笑)

携わっている企業もNECや富士通等・・・弊社も仲間に・・・(笑)

この「はやぶさ2」の開発に携わったJAXAの佐伯さんが、興味深いインタビューに答えておられました。

「Webサービスはスピードが命だと思いますが、探査機もそういうところがあります。」

「最初から全部うまくいかないので、走りながら機能を追加していきます。ツールも、最初人間が手動でやっていた部分を少しずつ自動化する。「めんどくさいから、ここは自動立ち上げにしよう」と変わっていくわけです。充実してくると他の人も使いたがってきたり。ソフトウェアが小惑星に着くまでにどんどん成長していきます。」

面白い!!!わかる!!!そうですよね!!!共感します!!!

色々な感情が湧出る瞬間でした(笑)

製品と考えた場合、探査機「はやぶさ2」は宇宙に出てしまっているので、手も入れれないので完成していないといけませんが、ソフトウェア部分は未完成から成長させていく、様々な状況に対応できるような開発、アジャイル開発やデジタルシフトのような考えが必要なんだとなっとくしました。

僕達も、新規事業やDX支援を行うと計画通りにいかないことが多々あります。
その時、その時、全体最適を考えながら目的達成のため臨機応変に対応していくことになります。
僕達は、宇宙のような大きな世界ではありませんが、やっていることは同じなんだと嬉しくなりました。
これを励みに、これからも中小企業支援に向けて頑張っていきたいと思います。

まとめ

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映画「アポロ13」や「オデッセイ」で感動を演出していたデジタルが、どんどん進化していることが、ご理解いただけたと思います。
探査機が最新鋭ロボットであること、ソフト開発は一般的なソフトウェア開発と似ていて、走りながら作りこんでいくアジャイル開発に似ていることも、ご理解いただけたかと思います。

地球にいている僕達も、宇宙人に負けないように頑張っていきましょう!!

弊社HPでは、アジャイル開発についてのブログもご紹介しております。
また、DXや新規事業についてお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。

最後に

後藤又兵衛

今回は、「宇宙」と大きな話となりましたが、コテコテの関西に生息する地球人です(笑)
旅行好きからすると、宇宙旅行が近づいてきたことにワクワクする宇宙ニュースでした。職場は宇宙ではなく地球で、中小企業の支援を行っております。DXなんかわからない、デジタル化ってどうやるの?新規事業に悩んでいる等のご質問がありましたら、気兼ねなくご連絡ください。
普段は、歴史、温泉、紅茶、読書なんかのブログを書いておりますが、今回はビジネス系となりますので、会社の宣伝させていただきました。
勝手気ままにブログを書いてる後藤純ですが、他のブログもよろしくお願いいたします(笑)


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