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2023年4月 読書感想まとめ

すっかり、忘れていました。
備忘録的な感想です。
4月も引き続きバタバタとしていて、またまた小説系が多いです。
初めての作家さんの作品もいろいろと読みました。

水を縫う感想
それぞれの人が気づかずに持っている固定観念の多さに気づく場面が多く、私はそこがとても興味深かった。自分は偏見を持っていないと思っている人が多い。でも、実は気づかないうちに、まったく悪気なく、日常的に偏った視点で見ているという事実を感じた。そんな中でも、自分のやりたいこと、ありたい姿に近づけるように生きていくことの大切さと、人のことをわかった気になっていて、意見が合わない時、本当にその人のことをわかっているのかの確認は大切だと感じた。
読了日:04月01日 著者:寺地 はるな

キャリアをつくる独学力――プロフェッショナル人材として生き抜くための50のヒント感想
独学力に目が行っていたが、キャリア理論をもとに実際的な話があり、個人、組織とものキャリアについて様々な側面からの視点で語られていた。サラリーマンが多い環境にいると異業種とのつながりを持つことがなかなか難しい。その分思考がその業種に偏ったものになってしまっている。そういう環境にある人にとっては、横のつながりは非常に有効で視点を変えた思考が生まれる。主体的に学びをすすめることを知り、独学力という言葉の意味を書き換えることができた。
読了日:04月01日 著者:高橋 俊介

方舟感想
終始、息苦しい気持ちでいっぱいだった。推理だが、私にとって少ししんどかった。色々な推理があり疑心暗鬼になりながらも犯人がわかり、ホッとしたのも束の間最後の結末にまた息苦しくなった。読んでいて、読者として気持ちを手のひらで転されているようなところが素晴らしく上手いと感じた。
読了日:04月02日 著者:夕木 春央

きらきらひかる感想
ダイバーシティ多様性を表現しているいいストーリーだなと感じたが、なんとも1990年代のものとは驚いた。映画化されて薬師丸ひろ子が出演しているとはまったく知らなかった。その時代にはどう映っていたのだろうと思った。人としての魅力が描かれていて、ストーリーとしてもとても暖かさが感じられた。
読了日:04月02日 著者:江國 香織

ブラックサマーの殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
面白かった。前作に引き続き、何層にも重なり合っている謎を一つ一つ紐解いていく感覚がよかった。血液という動かせない証拠があり、八方塞がりのように見える中、どうやって切り崩していくのかが、とても楽しみだった。
読了日:04月02日 著者:M W クレイヴン

人的資本の活かしかた 組織を変えるリーダーの教科書感想
管理職向けの一冊。昭和の時代とは組織や管理職の在り方が変化してきていて、部下をどのように育成していくのかというところに大きな割合が移っていると感じている。ただ、それを年齢が上の上司がどこまで理解しているのかというところには課題があると感じているが、自分の周りではチームビルディングや働き方改革の本質についてもわかりやすく書かれていた。
読了日:04月02日 著者:上林 周平

罪と祈り感想
罪は、深いと感じた。結局、罪を犯すと悲しい結末が待ってる。因果応報。人の心に深くついた傷は、お金で何とかなるものではなく、胸に傷がつくと言う事なのだろうと感じた。父親たちの行いを知ってまた、子どもたちはそれぞれの父親像を持つと感じた。
読了日:04月05日 著者:貫井 徳郎

ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)感想
短編だが、推理ゲーム的に楽しめた作品。与えられるヒントをもとに一つずつ考えるところもいいが、主人公のキャラクターもよかった。
読了日:04月08日 著者:有栖川 有栖

イニシエーション・ラブ (ミステリー・リーグ)感想
気づかなかった…。再読して納得。終わり方、そしてネーミングや主人公のキャラの変わりようにも、ところどころ違和感を感じていたが、サラッと読んでいた。私と同世代の設定とその背景の空気感への懐かしさが上回ってしまって表面的に懐かしく読み進めていた。トリックを知り、じっくりと再読。とても面白い。よく考えられた作品だと思った。
読了日:04月08日 著者:乾 くるみ

優れたリーダーは部下を見ていない感想
部下でなく、タスクを中心に考える。必要のないものは一度やめてみる、期間を区切ってやめてみる、必要があれば戻す。部下からの色々な意見がある中、ついつい流されそうになるところで、タスクを見ることを忘れずにと考えられた。職場では、グズグズと言い訳がましいことを言う人が多い中、サクサクとタスクを中心に進められる組織を作っていきたいと心から思った。
読了日:04月08日 著者:横山 信弘

変な絵感想
「変な家」とはまったく違うテイストだった。推理ができて面白い。この本も読み終わってから、後で読み返して楽しめた。残された絵から色々なことが推理される。時代の幅が広く、若干誰が誰かわからなくなることがあったが、深く楽しめた。もう一度、読み返して納得できる本が、たまたま続いていて新鮮。
読了日:04月08日 著者:雨穴

閉鎖病棟 (新潮文庫)感想
もっと暗い話をイメージしていた。今で言う精神障害の範疇と知的障害を有している人たちの生き様が力強く描かれている。とても温かいものを感じた。とても純粋な思いと、自分でも抑えることのできない衝動との移り変わりを感じることができた。ひと昔前には、今よりももっと差別的な考え方が一般的だったことと、今でも、それが家族同士であっても、そういった考え方がなくなった訳ではないことを悲しく感じた。
読了日:04月09日 著者:帚木 蓬生

追憶のかけら (文春文庫)感想
すごく面白いと思った。戦後の手記から紐解かれる作家の自殺について。そして現在とのつながり。推理と言うには時代を超えた大掛かりのものであり、色々なところにヒントがありつなぎあわせていく。何度も騙され疑心暗鬼になりながら、人は、自分では気づかない間に、誰かに恨まれていることがあると言う、とても怖く感じた。壮大で面白かった。
読了日:04月09日 著者:貫井 徳郎

カササギ殺人事件〈下〉 (創元推理文庫)感想
下巻に入って現実の話へと。現実と物語とがリンクし、いろんなヒントが、現実と物語の間で入り乱れていて、また、推理小説の知識やマニアックな部分で楽しめるモノになっていると思った。(私はそうではないのでわからなかったが…)真相に近づいていく中、日本語への和訳で、きっと謎解きが面白味が半減しているんだろうと感じた。ま、すごく工夫された作品だな、というのが一番の感想。
読了日:04月14日 著者:アンソニー・ホロヴィッツ

堂々と老いる感想
田原さんの意外な一面を垣間見た気がした。討論番組のイメージしかなく、強い人だと思っていた。しかし、実際には精神的なモノに弱く、自律神経が乱れやすいとは、何とも大変なお仕事をされていたんだと感じた。はじめは田原さんの人となりを知りゆったりと読んでいたが、エッセイと言いつつも、やはり、老いても視野広く思考を巡らせるところは、田原さんならでは…と言う感じがあった。歳を感じさせないと思った。
読了日:04月14日 著者:田原 総一朗

おもかげ感想
何も推理などせずひ読み進めていたので、展開が新鮮に感じられて、最後には胸がいっぱいでとても悲しい気持ちになった。人の人生は、その人が評価するもので、周りの人が思うことではないと強く感じさせられた。両親のいない子供にとって、母親の存在は憧れであり、心の拠り所であったのだろうと感じられた。65歳の年齢になっても、いつまでも子供であることは変わらず親子の関係の深さを教えられた気がした。いい物語だった。
読了日:04月14日 著者:浅田 次郎

仮面感想
久しぶりの伊岡さんの作品。ディスレクシアの困り感はわかりやすかった。計画的でない犯人たちがどうなるのだろうかと思いながらも、怖いと感じた。
読了日:04月15日 著者:伊岡 瞬

甘える技術 彼があなたを手放せなくなる魔法感想
恋愛だけじゃくて、自己肯定感を上げていくことや、人の気持ちを掴むところなんかは、どんな場面でも応用できると感じた。自分に自信をもっていこうと言う気持ちになれる。背中を押してくれる本だった。
読了日:04月15日 著者:高野 麗子

父の声 (文春文庫 こ 15-2)感想
覚醒剤にハマった人が薬をやめるには、心の支えが必要だということが大切さだと感じた。不思議なことだが、娘のことを救いたいと思う父親の気持ちが娘を救うことになった。安心できる環境って必要なんだと感じた。
読了日:04月16日 著者:小杉 健治

花束は毒感想
登場人物のキャラクターが興味深かったが、途中からの展開がさらに面白かった。新実を知ること、知らせることと、罪を償わせることの線引きや、それが表裏一体になっている場合、人はどう考えればいいのだろうかと真剣に考えさせられた。情報だけからの想像で人を知ることの怖さがあった。また終わり方も悶々とさせる。面白かった。
読了日:04月17日 著者:織守 きょうや

レディ・ジョーカー〈下〉感想
物語の始まりから、考えられないほどの展開だと思った。事件を起こそうと思ったきっかけは彼らの中にあったが、社会の中ではそれがどんどんと次の展開を生んでいくことになるんだと。そしてお金はどこまでもつながっているんだということが改めてわかった。最後の村での暮らしを垣間見て彼らは彼らで完結できたんだろうなと思った。それにしても多くの人の人間模様を深く感じた本だった。
読了日:04月19日 著者:高村 薫

微笑む人感想
ストーリーの思わぬ展開の方向から、すごく深いと感じた。人はわかりやすいストーリーを聞いて安心する。複雑な背景を単純化してわかったつもりになる。本来は他人には理解できない部分を切り捨てることによってスッキリした気分になる。あるフィルターを通した虚像を私たちは見て、私たちは他人を理解しないままわかったふりをしている。安心していたいから、わかったふりをしていることすら忘れている。わからないことを認めてしまえば不安になる。すごく深く、納得納得。
読了日:04月21日 著者:貫井 徳郎

不機嫌な果実 (文春文庫)感想
主人公にとっての満足ってなんだろう…と考えてしまった。それほど体裁を気にしているようにも感じられないが、どこまで行っても自分は損をしていると思えてしまう理由は、どこから来るのだろうかと考えてしまった。題名だけは聞いたことがあった本。今更ながら、ありきたりではなく初めての感覚だった。
読了日:04月22日 著者:林 真理子

その後の不自由―「嵐」のあとを生きる人たち (シリーズ ケアをひらく)感想
すごく心深く突き刺さった本だった。程度には差があるが、冒頭の境界線を壊されて育った子どもについて書かれているところに一番共感し、納得した。読んでいるととてもツライ気持ちになったが、自分の気持ちの説明も含めてわかりやすく、さらにもっと大変な思いをしている人の気持ちも想像できた。親が自分の気を紛らすために口にする閉ざされたグチが子どもに与える影響を、世間にも知ってもらいたい。
読了日:04月22日 著者:上岡 陽江,大嶋 栄子

告解感想
人の心の中にある罪の気持ちについて考えさせられる本だった。重い罪を背負った人に通じるものではなく、それに苦しめられているかどうかが大きく左右する。人の心は見えないが、自分の起こした罪をどう受け止めて、どう生きていくのかは、人によって異なり、残念ながら罪の大きさでなく、罪の意識を感じる度合いも人によって異なる。加害者と被害者家族という立場の違いはあるが、通じ合えたことは読んでいて嬉しく感じた。
読了日:04月22日 著者:薬丸 岳

今、出来る、精一杯。感想
オーディブルで読了。著者自身の朗読だったので、一言一言の意味が、より伝わってきたように感じられた。みんな分かって欲しい気持ち満載で、理解してもらえないことからくる寂しさもいっぱい感じた。自分が歳を重ねたせいか、若さからくる余裕のなさを感じるが、それがまた若さなんだとも思えた。人の気持ちを気にかけてあげることで、自分が甘えられないことを損したように感じる気持ち、昔あったな…と懐かしく思えた。すごくいいあてている作品だと思えた。
読了日:04月23日 著者:根本 宗子

ストレングス・リーダーシップ―さあ、リーダーの才能に目覚めよう感想
ストレングスファインダーをもとにしたその資質と実践についての説明。どのリーダーのあり方が正解ということではなく、それぞれの強みから得意とするリーダーのあり方や、その他リーダーについての資質が示されている。自分の強みを活かしてどう言ったリーダーを目指すのかの指針になると感じる。自己理解のツールとしてストレングスファインダーは有効だと感じた。
読了日:04月23日 著者:トム・ラス,バリー・コンチー

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)感想
SFではあるが、それ程かけ離れてはいないと感じた。健康、予防、肥満、アルコール、カフェイン、少しずつ健康対策として世の中で進みつつある。少し前にはヒロポンが出回っていたり、喫煙者の割合が多かったことを考えると、その点では時間の問題かと感じた。意識の話は、具体的な想像が難しい分、私にはイメージが追いつかなかった。
読了日:04月23日 著者:伊藤 計劃

むらさきのスカートの女感想
私にとってはよくわからないストーリーだった。むらさきのスカートの女の行動を終始監視している女にとってむらさきの女はどういう存在だったんだろうか。事実はよくわからないが、物事が起こった時にあるあるな女性心理や行動には頷けた。世間にはいろんな人が一緒に生活しているんだ、と感じた。
読了日:04月23日 著者:今村夏子

10年後、生き残る理系の条件感想
とても幅広く理系学生や理系で就職した後の様子など、経験談から書かれていた。理系だけではないが、本当に先が見えないので参考にすれば良いと感じる。ただ、この本も2016年初版なので情勢が、さらに変化していることを踏まえる必要がある。しかし、基本的なことは変わっていないとも思った。理系だからと言って、専門に特化することなくリベラルアーツも大切にと言うところが腑に落ちた。(私は理系ではないけれど)
読了日:04月23日 著者:竹内 健

珈琲屋の人々 (双葉文庫)感想
珈琲屋に集う人たちのお話しかと思って読み始めたが、結構重かった。それが、珈琲屋の軽さとちょうどよくて面白い。人を殺した者への人の興味も納得できる気がした。自分がやったことのないことを、すでに経験している人の言葉を聞きたくなる気持ちを感じた。あと、綺麗事ではない人間模様とその切り口が興味深く面白かった。
読了日:04月24日 著者:池永 陽

ちっぽけな恋 珈琲屋の人々感想
全体的に人を殺したことが、ことさらクローズアップされすぎていて、ちょっと濃く感じた。
読了日:04月25日 著者:池永 陽

鴨川ランナー感想
すごく新鮮だった。外国の人から見た日本や概念、アイデンティティを爽やかに考えさせられた。二人称からはじまり、少し違和感を感じたが、その後の英語通しでの会話を日本語で表現されているところなどはうまく考えられていると思えた。自分の国を離れると普段以上に自分のアイデンティティを考える機会が増えるのだろうと思った。日本人の私が読むのと、他の国の人が読むのとでは、本の印象は全く違ったものになるだろうと思った。
読了日:04月26日 著者:グレゴリー・ケズナジャット

珈琲屋の人々 宝物を探しに感想
珈琲屋に慣れてきてしまって、はじめの頃の新鮮さはないけれど、珈琲屋の店内が細かく想像できるくらいになってきた。学生時代アルバイトをしていた店を土台に自分の中で作り上げられた。読むごとに、自分の学生時代に戻る感覚がある。
読了日:04月27日 著者:池永 陽

錯覚の法則~成功者は脳をあっさりその気にさせる~感想
私にとってすごく良かった。心理学的な視点での話が多くわかりやすかった。また、この世の全てが錯覚だと思ってもいいとも感じた。錯覚の中で生きてる私たちだから、一歩引いて考える習慣が必要。そして、生き方として社会的成功と人間的成功のどちらも必要だということがよく分かった。何度も読みたい本になった。
読了日:04月27日 著者:西田 文郎

珈琲屋の人々 どん底の女神 (双葉文庫)感想
いつの間にか珈琲屋が定着し、カウンセリングに訪れる人が増えてきている。読んでいる私自身も1冊目の驚きや新鮮さは無くなってきた。どちらかというと珈琲屋側の身内として、相談ごとを聴いている感覚を持って読みすすめた。
読了日:04月29日 著者:池永 陽

世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?感想
何冊か外資系でコンサルタントされた方の本を読んだが、いつも思うのは、とにかくわかりやすい。そして、効率について説かれている。仕事の基本に効率が不可欠であり、優先順位やほうれんそう、ロジカルシンキングなど、とにかく、日々、常に頭を働かせることを重ね、さらに年月を重ね磨かれてきていると感じる。日常の仕事の習慣を変えることで年単位では大きな変化があると感じている。私の勝手な外資系のイメージだが、何のために仕事をやっているのかを常に明確にしていると感じる。対して日本にはそこまでの気質が薄いと感じる。
読了日:04月29日 著者:戸塚隆将

プリズム (実業之日本社文庫)感想
すごく面白かった。リレー推理みたいな展開で、それぞれがそれぞれの視点から真犯人を推理する。一つの答えしかない問題を色々な側面からの思考とその面白さが感じられた。回り回って犯人は・・・。余韻がまたよかった。
読了日:04月29日 著者:貫井 徳郎

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)感想
映画も見たことがあって面白かったが、入り組んでややこしいストーリーだという感覚があった。私には書籍で読んだ方が、圧倒的に情報が入りやすいと感じた。謎がたくさんあって、それがまた事実に基づいた背景からのストーリーだというところに、本物の緊迫感のようなものを感じる。これは映画を見た時と同様だ。終始、追い込まれるようなドキドキ感があった。次は下巻かと思ったら、中巻だったので、この物語を長く読めるとは…これまた嬉しい。
読了日:04月30日 著者:ダン・ブラウン

ダ・ヴィンチ・コード(中) (角川文庫)感想
誰が味方かわからない感覚を持ちながら、謎を一緒に紐解いている感じで読み進める。こういう海外の謎解きの著書を読む時に、その暗号や書き残されたものをそのまま感じられないところに、言語の違いをもどかしく感じる。これが、その言語で読めていたら、面白さも倍増しているんだろうと思った。下巻でどんな展開になるのかが楽しみ。映画を見た覚えはあるが、ややこしかった覚えが強く、結末を覚えていない…。
読了日:04月30日 著者:ダン・ブラウン

ダ・ヴィンチ・コード(下) (角川文庫)感想
謎が解明され本当の黒幕が登場し、暗号を解いていく面白さが最後の最後まで楽しめた。推理や謎解きというものの中に、暗号の解読という分野があることや、暗号が複層的な意味を持つことの面白さがあった。本物の作品や団体がある上でのストーリーなので、非常にドキドキさせられた。
読了日:04月30日 著者:ダン・ブラウン

ウクライナから来た少女 ズラータ、16歳の日記感想
ズラータが日本へくることになった経緯から日本での生活まで、ウクライナの16歳の少女の感覚で綴ってくれている。日本のハイコンテクストな社会についても新鮮な視点で描かれていた。日本の同年代の人たちに読んでもらいたいと感じた。
読了日:04月30日 著者:ズラータ・イヴァシコワ

カムカムマリコ感想
連載なのかな、その時勢の話題が多く、また恐れることなく書かれているのでオンタイムだと、さらに面白いだろうなと。何に対しても、人にはいろいろな考え方があるけれど、林さんの意見はサバサバしていて、自分への批判も入っていて、気持ちいい。
読了日:04月30日 著者:林 真理子

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