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アサーティブの四本柱を誦じられるように

今まで、いろいろな本を読む中で
アサーティブが出てきた程度でしたが
何となく、分かっているような気持ちになっていました。

アサーティブコミュニケーションの四本柱

・誠実
・対等
・率直
・自己責任

「誠実」というところで、思い当たったことは

私は、営業の電話がかかってくると
淡々と必要ない旨をお伝えして、切ります。

話を延ばそうとしても、一方的に話を終わらせて切ります。
それが誠実だと思っています。

私が営業職をしていた時

新人は電話外交と言う新規開拓を、1日100件は電話していました。

毎日電話して
100件に1件くらいは、話を聴いてくれる人がいて
何ヶ月かかけてそのうちのほんの少しに、お会いすることができて
その中から新規顧客と、なることがあります。
電話外交から、顧客となることは
本当に希です。

だから、電話口で話を聴いてくれた人は
とりあえず「見込み客」に入ります。
「見込み客」にもいろいろなランクがありますが
「見込み客」には、間をおきながらも
再度の電話をしながら
信頼関係をつくるように、していきます。

ま、それは営業側の手の内なんですが
何ヶ月かかけて、商品のお話しも聞いてもらえたし
やっと、信頼も築けたなんて安易に思って
商品を少し押してみた、最終段階になって
初めて、購入できないという理由を話してくれる人がいました。

でも、若かった私からすれば

「じゃあ、なんで話聞いてくれたん…」 


と、すごくがっかりした覚えがありました。
それが営業なので、その人の対応には全然問題はないのです。

「断ったら、悪いし… 話だけは聴いてあげよう」
と思ってくれる方がおられるから
話を聞くうちに、やっぱり良いモノだと感じて
そういう方、顧客になることがあるのも事実ですが…。

私には、そういった流されるような部分が、まったくないので
そんな思わせぶりな返事は、絶対にしないでおこうと思っています。
もし、買いたいときには、こちらからコンタクトを取ります。
めちゃくちゃ偶然にも、迷っているモノの電話がかかってくれば
聞くことがあるかも知れませんが。

だから、電話口では嫌な人みたいですが、淡々と断っています。
その代わりに、ちゃんと相手に意図は伝わって
二度と電話がかかってくることはありません。

お互いに、その方がいいと思っています。
私は誠実と聞いた時に、営業時代のことが思い浮かびました。

あと、対等について思い出したこと。
「今は、上司があまり言うとパワハラになるから言えない」
と言っている上司がいて、難しい時代だなと感じていましたが

対等というのは
そういったポジショナルパワーは、別として考えるというところが
目から鱗でした。

私はアサーティブをかじっていただけで
「知ったか」していたようです。
まだまだ、たくさん知らないことがありそうです。

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