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経験してわかること、経験しないとわからないこと

先日、大学生の息子が
就職の面接試験を忘れて受験できなかったことで
私は、久しぶりに腹が立った。

自業自得だが、本人も相当のショックを受け
その後、息子は免疫力が下がったのか
風邪をひいて、今もまだ鼻声のまま。
長男、人生初の?不調の時期か…

今までの人生を
思い起こせば、自分の頑張りにかかわらず
不調の波は、私にも訪れていた。

子育てで家庭に入っていた頃
毎日に親子で詰まっていた。

働きだして思うような成果が出なかった頃
どうして私はできないんだ…と悩んでいた。

これが、大きく思い当たる私の不調の時期。

こう書き出してみれば
それがどうした…という感じだ。
共通点は、自分一人で何ともならない状況だったんだ
と、書き出してみて気づく。
それでも、それなりに不調を乗り越えて今がある。

そのせいもあってか
ここ数年、私の大好きな言葉は

人生万事塞翁が馬

歳を重ねると、いろいろな経験から
「塞翁が馬」にそうだ、そのとおりだ
と共感できることが多い。
だから、歳をとってからの不調の時には
この後、きっといいことが起こると思って
とりあえず、やり過ごせるようになってきた。

去年、キャリコンの勉強をして知った理論がある。

個人のキャリアの8割は
予想しない偶発的なことによって決定されるとした
クランボルツの理論。

目標としたわけでもなく、偶然たどり着いたような
私のキャリアはまさにそうだ、と強く共感。

「塞翁が馬」と似ていると、私は思う。

何か目標を作ることは大切だけど
上手くいかない時に
ダメだと思う必要はないと思えるようになった。

流されるままに流れながら
自分のイメージしているところから大きく外れず
先に枠を決めてしまわずにしていると
気持ちが楽になった。

不調な時もあるけれど
そこから何かが生まれることもある。
そう思えるのも、歳のせいか。

私が気づいたのは、35歳くらいだったなと思う。
経験しないとわからないものがある。
大学生の息子には、まだわからないか…


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