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フードロス 飽食と飢餓

" 2022年には、世界全体で毎日10億食が廃棄されていた。そして8億人近い人が飢餓に苦しんでいた。"

- 国連環境計画(UNEP)が世界の食品廃棄物の統計、「廃棄食品指標報告」の最新版として発表したとAFPBBが報じた。



4/1の朝、このニュースの記事を見て、考えさせられた。

食べものが、スーパーで売られていたり、カフェやレストランがたくさんあったり、あらゆるところに溢れていて、「飽食」という言葉をよく聴くようになった。食べものが、飽和している状態。有り余っている状況ということ。

足りないよりは、余ったほうがいい。
たくさん作って、売れれば、それだけ利益が出る。という利益を求めた大量生産。
そんな考えがあって、作られた状況なのかなあ、と思う。

一時期ホテルで食器洗いの仕事をしていたこともあるから、ブュッフェの品々が、ゴミ箱にぽいぽいぽーいと大量に捨てられているのも目の当たりにした事がある。それも、なんてもったいない!と、とても 衝撃的だったけど、「10億食」なんて、もう想像もつかないスケールの廃棄。


はたまた、そんなぽいぽいぽーいと簡単に捨てゆく世界の裏側では、
飢餓に苦しむ人々が8億人近く。(それもデータソースがわからないけど、もしかしたらより多いのかもしれない)

なんとも、言葉を失うような現状なのだなあと。世界で報道されているニュースを見るといつも絶句する。

そこで、少し前のわたしだったら
なんてひどい世界!悲しい!怒り!
変えていかなくては!!!
なんて、一時的な感じで、ゴウゴウと、燃えに燃えていたなあと思うのだけど、ここ最近は、哲学的や信仰の勉強もし始めているので、ゴウゴウと燃えるというよりは、小さくとも熱量が変わることのない安定した炎が心の奥に灯されている感じで、自分の中ではとても冷静にそのニュースを受け止めた。(実際そういう状況を生で見ると、そうも冷静では居られないのでしょうけれど。)

10億食も余り
8億人が飢餓で苦しんでいる

どうにかこうにかそこが繋がっていけば、飢餓で苦しむ人はいなくなるのになあ、って、誰もが考える事なんだろうと思う。

イングランド在住のポーランド人の友人は、イングランドは、閉店前に、余った食品を半額やそれ以下にしてくれるお店、結構あるよー、なんて話をしてくれたり。ヨーロッパを長い間旅していた友人も、ヨーロッパではスーパーでも廃棄予定のものは、もらえたり、安くで譲ってもらえたりするんだ、と話してくれたことを覚えている。
日本は衛生面的なことを考えてか、そういうところはほとんど無い。わたしは今まで見たことない。

社会的な取り組みが無いのなら、個人的な取り組みで 日々を変えていくしかないのだなあと思う。大きなことは、すぐに出来なくても、塵も積もれば山となる。些細でも確かなことをコツコツにやる、というのは、何事にも通ずることだと思う。◯


わたしが思う、フードロス、食事に対する個人的な取り組みは

  • 自分が食べるものや買うものの出所を知る。(農家さんや、メーカーを知る)

    食べるものや買うものの出所を調べたり、コンセプトやポリシーを見たりして お買い物をすると、なんだか嬉しくなります。洋服や雑貨などもそうだけど、食べるものは直に自分に入ってくるものだから、その感銘を受けたエネルギーを取り入れるっていうのは、自分のエネルギーを整えていくことにもつながる◯
    農家さんだと、顔を知っていると、安心だし応援したい氣持ちも込められて、買い物がたのしくなるよね◯

  • 1日3食絶対!をやめる

    お腹が空いたら食べる、体の声を聞く。お腹が空いてないのに時間が来たから食べるというのは、なんか違う。また空腹の時間を持つことで、消化の仕事をしていた細胞たちが別の仕事を出来るようになり、細胞が活性化され、老化防止や活力のキャパシティが広がる、などがある。

  • 食べる時は腹八分目を意識する。(結構難しいけど笑)

    満腹中枢は遅れて刺激されるので、意外と少しの量でもお腹いっぱいにのちのちなる。フレンチレストランのコース料理とかが、良い例かな。少しの量の料理が、回数分けて出てきてくれてる。デザート頃になると、意外と氣持ちよく満たされている。そのほど良さは、余韻も楽しめて、良いのかなあ、って。食欲のままにパクついちゃうと、後々すっごくお腹がいっぱいになって、動けず、苦しくなったりして。笑 わたしはまだまだパクつくので、日々実践あるのみです。笑

  • よく咀嚼して、味わって食べる。

    噛む回数を増やすことで、満腹中枢が刺激されて、少しの量でよくなります。よく噛んでペースト状になってから胃に運ばれると、消化に勤しむ細胞たちも、お仕事が楽になる。そして咀嚼はセロトニンという幸せホルモンを放出するので、自律神経を整えたりもする。咀嚼、本当に大切なことです。

  • 自炊する

    自炊することで料理が作られる工程を知り、感謝量が圧倒的に増える!

  • 直接 「食」に関わる

    自炊の延長線上。直接農家さんを訪ねたり、手伝ってみたりすることで、食材がどのように育てられ加工され、を知り、感謝量が圧倒的に増える。日々のお食事タイムが本当に豊かになります。

  • 分け合う

    持ち寄りご飯を楽しむとか、いただいたものを半分こにするとか、シェアすると喜びも何倍にもなる。自分の欲(食欲)を満たすだけよりも、周りのひとと分け合うことで、食欲だけで無い、満足感とか心も満たせます◯



この感じだと、日々意外と簡単に実践に移せるのかなあ、と思う。わたしはできるだけ全てできるようにしているけど、この中からいくつか、と自分のできる範囲で、やっていくことって本当に大切だと思う◯

日々の積み重ねで作られる生活、その生活がたくさん集まって社会を作る。

大きな変化がなくても、ひとりひとりが、誠意を持って行いをしていくことが、よりよい社会を作ることにも繋がるんだと思っている。


そしてわたしたちはよく忘れる。人間は忘却という機能を持っているので、忘れても、また思い出して、実践して。また忘れても、また実践して。そうやって「習慣」にしていく。そうすれば、全く苦もなくできていくと思う。

例えば、歯磨きは、普段の習慣だから、1日2回、人によっては1日3回、行うことは苦にはならないもんね。それと同じです◯

「わかってはいけるけど」や「面倒くさい」っていうのをやめて、少し違ったアングルで、アプローチしていくこと、とても大切。

フードロス、飽食と飢餓から、いろいろ考えさせられたけど、それだけに留まらない、日々いろんなことに使える考え方も、散りばめられているかなーって思います。

もちろんわたしがすべて完璧に実践してる、とかそういうのは無いです。わたしも実践中の身なのです。なので、もっとやってるよー!って言う人は、また違うことをぜひたくさん教えてほしいし、やっていきたいねーっていう人は、一緒に頑張っていこうね、っていう氣持ちを込めて、書かせてもらいました◯

読んでくれてありがとうございました◯


この言葉たちが、だれかの心に届き、その人の日々が、そこからつながり広がるすべてが、豊かなものになってゆきますように!


ちなみに画像は、セーリングツアー時に、友だちに作ってもらったお弁当。地産地消、こだわった素材で作られていて、本当に美味しかった。丁寧に作っている大好きな友だちの姿が目に浮かぶ。◯


そして、文章も、3000文字くらいを週1で書く習慣を付けていきたいと、決意を新たにしました。(こればっかりは本当にしょっちゅう挫折してる、、笑)

がんばります◯

それではみなさん今日も佳いいちにちを

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