わたしと自尊心

どうも。わたしです。露木の凛です。
我が劇団、創作処 愛染屋のYouTube企画【あいちゃんねる】にて朗読番組【りん、青空朗読会】をやっておりまして、現在は中島敦著の山月記を朗読しています。

そんな中で、自分と李徴の共通点というか、同族嫌悪というか、嫌な気持ちを抱えだしたので吐き出しにきました。

山月記の後半に出てくる【臆病な自尊心】と【尊大な羞恥心】というワード。これが最近のわたしにめちゃくちゃ刺さるんですよね。

【臆病な自尊心】
プライドがアホみたいに高いのに、へし折られるのが怖いから未発表の諸々が溜まっていく。

【尊大な羞恥心】
恥をかきたくないから、自分が傷つきたくないから周囲を下に見て関わらない。

わたしは2つのワードを、こんな風にかいしゃくしているのですが、まぁ山月記に置いてはこの2つが唯一にして最大の李徴の叫び。屈折した思いを表現する最良のセット。といった感じですよね。

で、わたしには【臆病な自尊心と羞恥心】が居るんですよ。怖いんです、何もかもが。
特に『わたし』という存在を否定されるのが。

間違ったことを言うのが怖い。
それを指摘されるのはもっと怖い。
だから、あまり周りと関わりたくない。
でも、創ったモノを評価されたい。

はい、こじらせてます。盛っっ大に、こじらせてます。自覚してるんです。でも、この臆病な自尊心と羞恥心が、わたしをわたしたらしめている、とも思うから始末におえない。

昔(学生時代)は、そんなに臆病じゃなかったんですよね。なんだろ、このワードから引っ張るなら【尊大な自尊心】はい、尊がかぶってますね。いわゆる俺様。よく分からない万能感というか、『わたしなら出来るのに』みたいな。
舞台に立ちたがりだったし、なんなら主役やりたがり。まぁこれはこれでこじらせてるし、周りは迷惑してたと思います。。。残念極まりないわたし。。。で、突然気付くんですよ。

あ、わたしって何も知らないし、なにも出来てないわ。
ってか、よくもまぁあんなに堂々と薄っぺらなことを偉そうに語ってたな。

って。
そりゃもう勉強すればするほど、自分が矮小で愚かで無知でなにも出来てないっていう事実が、危ういバランスのつみきのように積み重なって、外から指摘されたら瞬く間に崩れてなくなる。そんな自分が不甲斐なく、恥ずかしく、消えてしまいたい。
でも、なにかを創らずには居られない。
創った以上見てもらいたい。
嗚呼恥ずかしい。

そんな感じで、今のわたしは何をするにも中途半端。と、自分で思ってしまう。
学ぶのを辞めたらそれこそクズでバカなわたししか残らないから、毎日興味のある範囲の勉強を芝居のみならずするのだけど、世界って、知れば知るほど複雑怪奇で、知った気になってた自分をぶん殴って埋めたくなる。

あー、もうこれ記事としてまとまんないですね。
とにかく、こういう恥ずかしいことを吐き出して、自戒してる振りをしながら、周りからどう見られてるか確認してる節もあるんだよな。それがより、恥ずかしくみっともないのはわかってるのに。

難儀でこじらせてるわたしです。