ステイタス・クオ

おはようございます。TICEコーチ小野寺です。
人は昨日まで重要と判断したことしか見ていない。重要とは今の収入が得られる方法や同じ道で家に帰るのは効率が良く安全であることが記憶されているので違和感なく無意識によって行動を判断しています。
居心地の良い空間はコンフォートゾーンであり、未来の現状維持をステイタス・クオと呼びます。

ステイタス・クオは右肩上がりに成長していると感じる状態でも現状維持の時があります。例えば毎月1万円づつ収入が増えると約束されて、約束通り1万円収入が増えている状態は現状維持です。自分のステイタス・クオはどの様に未来に向かっているのかを観察することをお勧めします。
他の例を上げますと会社の売上予算が前年実績1億円に対して1.1億円で組まれたとします。結果は10%アップを達成する事ができたので大変喜ばしいことです。では1.1億円はどの様に達成されたのか。現状維持の方法で達成されたのか、または新しい商品を開発して社会に新たな価値を提供して達成されたのか。後者はステイタス・クオから離れた現状の外で、前者は現状の延長線上です。

現状維持は強力です。それが重要であると無意識に保存されており、また生命維持の為であれば尚更それを続けようとするのは当然です。
ここで考えなければならないのは、過去を繰り返すことが成長に繋がり、社会に価値を提供する事ができるのか。当然、現状維持が大切なこともあるでしょう。社会情勢など個人以外の影響を鑑み、不安定な時の選択として存在するのではないでしょうか。

ステイタス・クオから離れて新しい信念を構築するにはゴール設定です。
ステイタス・クオの近くにゴール設定すると現状維持に吸収され、現状を強化してしまうことも想像できます。
ゴール設定はステイタス・クオから遠く離れて届かない外側に設定します。はっきりと見えなくてよいのです。

戦争と差別をなくすこと

戦争が無い状態とはどのような世界でしょうか。世界のどこかで戦争があり、今なお増えている感じさえしています。これが現状でしょうか。維持してはならないのです。
未来は戦争という概念がない世界であり、差別という言葉がない世界なのです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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