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【エッセイ】あいみょんとマイルス・デイヴィスと僕の一日

2021/1/21

 最近、よくあいみょんを聴いています。あいみょん。
 このネーミングの響きがまずもって素晴らしい。あいみょん。
 つい口にしたくなる名前ですよね。あいみょん。
 すでにこの文章の中だけでも、4回もあいみょんって言ってます。あいみょん。

 もちろん名前が好きだから曲を聴いているというわけではなくて、曲が素敵だから聴いているんです。もう一日中あいみょんの曲しか聴いてない。
 僕が特に好きな曲は『マリーゴールド』という曲です。昨日だけで100回は聴いたんじゃないかと思うくらい聴いてます。

 この曲、でんぐり返しの日々の中で夏の日の恋を思い出して、そんなに悪くない日々じゃんって前向きに歌うミディアムナンバーなんです。完全に僕の勝手な解釈ですけどね。歌詞に込められた真意なんかはあいみょんさんに聞いてみないとわからないですけども。
 歌詞、メロディ、リズム、歌声の質と三拍子どころか四拍子も揃っちゃってるんです、この曲。すごいことですよ。

 もともと僕は音楽を聴くのが小説を読むのと同じくらい好きなんです。趣味はなんですか?って訊かれたら読書と音楽鑑賞ですって言うつまらない人間なんですけど、好きなんだから仕方ない。

 音楽は人の心を自由にしてくれる。翼を生えさせてくれるって思います。そして素晴らしい音楽は人々を一つにしてくれる。そんな力を音楽は持っています。

 例えばジャズ。もともとは黒人の音楽だったのが、肌の色の違いをこえて今では全ての人々が楽しむ音楽になっています。

 ジャズの伝説、マイルス・デイヴィスもこういっています。
「相手の音楽を理解するっていうのは、その人間を理解するってことじゃないか。肌の色なんて関係ない」
 これって演奏する人だけじゃなくて聴く人にも当てはまりますよね。音楽の力ってすごいと本当に思います。

 だから僕はいつでも音楽を聴いていたい。その力をもらって生きていきたい。
 夜に布団の中で寝ている間も、ホテルで女の子と寝ている間も。音楽は僕たちを一つにしてくれますから。

 おあとがよろしいようで……って、全然おあとがよろしくないですね。あいみょんとマイルス・デイヴィスに謝りたい。そしてここまで読んでくださったみなさんにも。ごめんなさい。

 それではみなさん、素敵な音楽とともに素敵な一日を。

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