![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/77312938/rectangle_large_type_2_a32c9b7cdeaf169512f23014cd9c2303.png?width=1200)
【超便利】 スペイン小学生がボールを受ける前に行う”特殊ステップ”解説! 【小学生必見】
皆さんこんにちは、バルセロナでサッカーの指導者しています高田です!
今回の記事の内容を動画で見られたい方は以下の動画からご視聴ください↓
少し時間は空きますが以前に、私のTwitterアカウントにて以下のような内容の投稿をしたところ、大変反響があり多くの方々からコメントを通してご意見を頂戴しました。
皆さん、たくさんの貴重なご意見ありがとうございました。
スペイン人の子、小さい頃からこのボールを受ける前に両足でジャンプをしながらステップを踏みますが、これによって得る利点って何があると思いますか? pic.twitter.com/66411jYQPc
— Jun Takada / 高田 純 (@ney10jun) June 3, 2020
そこで、今回の記事ではそんなみなさんから頂いた意見をまとめながらこのスペイン人もしくはスペイン人に限らずヨーロッパ特有?の「両足ジャンプ」について見ていきたいなと思います。
-この記事を書いている人-
そもそも今回テーマとなっているのは、動画上でもご覧にいただけると思いますがトラップをする前にスペイン人の選手たちが行っている両足で軽くジャンプをしながらステップを踏み、準備をしている動作によってどのような利点が生まれるのかといったものです。
どうでしょうか。日本の選手達だと片足ずつで交互にステップを踏む形の方が主流となっているでしょうか?
私自身も、バルセロナの現場で6シーズンに渡って指導をしてきましたがこのステップの踏み方に関しては本当に頻繁に見られるものであり、それはカテゴリーや選手のレベル問わずにみんなが行っています。
小学生の低学年の選手でも、自然と行っているのを見るとこれは何か指導者から教えらえれて行っているものでは無く、元々に感覚的なものからきていたり、見て染み付いて行っている部分も多いといったところでしょうか。
スペイン語では、「activo!!(アクティーボ)→直訳するとアクティブという意味」と指導者が一言だけ言えば、選手達が自然とこの動作を反射的にするようになっています。
便利ですよね。笑
使うタイミングとしては、動画上のようにコントロールをする前に使ったり、例えば他にも練習中や試合前のウォーミングアップ中に列で並んでいるような選手に対して、止らせないためにこの言葉を使ってこの両足ステップをさせて活性化させていくといったこともあります。
それでは、ここからみなさんから頂いたコメントを見ながら、似たような意見をまとめて利点を見ていきたいなと思います。
①初速が早くなる
「GKでいうところのプレジャンプで、初動が早くなる」
「骨盤が立って、重心が高くなる。→動きも早くなる」
「着地の際に膝を抜く事で、滑らかに方向を変える事が出来て、動きだしもスムーズになる」
「単純なジャンプ動作で着地時に力を入れて、堪える動作とは大きな違いが有る」
「テニスでいうスプリットステップ→アキレス腱反射を用いて一歩目のスピードを早めるため。」
テニスで言うところの、”スプリットステップ”やゴールキーパーでいうところの”プレジャンプ”と似たような動作らしいですね。
初動・初速が早くなるといったこの意見は一番多かったです。
②左右にスムーズに対応できる
「重心を一度リセットすることで、地面からの反発を利用し左右にスムーズに対応できる」
「どんなボールが来てもすぐに転機を利かせれる」
「ジャンプして着地する際に、下向きの加速度により下に押しつける力が増えて摩擦力が増え、下肢の蹴り出しによる前後左右のへ動きが素早く行えるようになる」
基本的な事なんだけど、ボールを受ける前に軽くジャンプしてステップを踏むこの感じ、スペイン人の子供達も同じなんだよなー。高学年にもなると言わなくても勝手にこの動作をしている。これは偶然じゃなくて、指導者からのコーチングが必ずあって下からの積み上げなんだよなpic.twitter.com/323KRza0e4
— Jun Takada / 高田 純 (@ney10jun) November 28, 2019
この動画でも見て分かるように、確かに転機を利きやすくすることができ、左右への対応がよりスムーズにできる事に繋がりそうですね。
③余計な力が入らず方向転換しやすくなる
ボールより自分の体へ意識を向けるための予備動作。両足で跳ぶのはそのほうが体を捻って向きを変え易いから。あとは次の相手という目的地に対する立ちどころの調整。
④ボールウォッチャーにならないため
視界を動かして、中心視を避けるため、ボールウォッチャーになるのを防ぐことができるんじゃないかという意見も面白かったです。
無意識に起こる身体の歪みをリセットできるため、良い姿勢でボールを受けることができる。
⑤次のプレーへの移行
伸張反射の発生
地面反力の増幅
空中から落下する際の運動エネルギーを利用
左右足への荷重の均等化
それぞれが次のプレー(移動、トラップ、ダイレクトパス等)に利用できる
大きく分けてこれらの意見がいただいたコメントの中でも多かったです。
やはり次のプレーにつなげるために初速が早くなることが一番のメリットとなるでしょうか。
それに加え、両足でジャンプして待つことで、ボールが思わぬ方向に来たときでもすぐさま対応がしやすくなるといったところも大きなメリットになるかと思います。
冒頭でも言いましたが、この動作に関してはスペイン人の子供達も、指導者に教わって身についたというよりかは自然な動きな部分が大きいかとは思います。
ただ、意識づけの部分で日本の現場でも落とし込めることはありそうですね。
今回、コメントをしてくださった皆様ありがとうございました。
それでは!
僕が運営をしている「MLT FOOTBALL THEATER」では、このようなスペインフットボールのリアルな発信と、普段忙しく活動される指導者の皆さんが時間がなくても学びを続けることができる環境をテーマに日々アップデートを繰り返しながらサービスを提供しています。
・スペインフットボールを知りたい!
・時間に言い訳なくフットボールを学びたい!
・フットボールを体系化したい!
このような思いがある方はぜひ、HPから詳細をご覧ください!
-スペインサッカーを時間の無駄なく最短7ヶ月で学びたい方はこちら!
https://www.barcelonamltcamps.com/mlt-college
-まずは無料クラスから!
https://t.co/ufnH8EFRm6?amp=1
-”リアルタイム”でバルセロナ育成年代の試合分析をしたい方はこちら!
https://www.barcelonamltcamps.com/post/【提携クラブ・部活動募集】スタッフ全員が同じ-アイデア-を共有するために
-【提携クラブ募集中】クラブスタッフに統一したアイデアを提示したい方はこちら!
t.co/4FSZZbKv8m
メールでのお問い合わせが面倒な方はこちらからいつでも質問可能!
LINE ID→ juntakada0101
-メールでのお問い合わせはこちらから。
barcelonamltcamps@gmail.com
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?