広がるカオスな世界
今回は、少しサッカーとは視点を変えた内容です。
私もかれこれスペイン・バルセロナに6年在住しているわけですが、これまでの海外生活の中でいろんなことが起きました。
一言で言うと、バルセロナの街は”芸術の街”,,,,,,,,,,
ではなく”大カオスな街”です。
世間のイメージでは、ガウディ建築などから来る芸術なイメージがあるかもしれませんが、もちろんそこの側面もあるのですが実際に街に住んでるみると至る所にカオスが生じています。笑
そんな、バルセロナの街で私が暮らしてきた中で遭遇した「これカオスすぎる!」といったものを少し紹介したいなと思います。
サッカーという名の偉大な怪物
バルセロナの大きなイメージの一つにサッカーというスポーツがあります。
このサッカーの存在が街の至る所に影響をもたらしているのは間違いない話で、文化として大きく根付いています。
例えば、その辺のカフェやバルに行けばほとんど必ずと言ってもいいほどテレビがあってそこに流れているのはサッカーの試合ばかり。
昼間のニュース番組ですら、サッカーコーナーがほとんどを占めているぐら市民の生活の一部になっています。
私がカフェで何か作業をしていても横に座っているお婆ちゃんお爺ちゃんの会話から聞こえてくる内容は「昨日のベンゼマのシュートミスは酷かったよね。」とか、「スアレスちょっと太り過ぎじゃない?」とかほんとサッカーの話ばかりです。
店に置かれている新聞もスポーツ紙ばっかり。
そんなサッカーに関わる一つのカオスがありました。
その日はクラシコ。(レアルマドリードとバルセロナのスペイン2強が戦う伝統の一戦)
当時私は、まだスペインに着いたばかりで少しバタバタしていて、クラシコを生で見に行ける余裕もなく後で録画で見ようとしていました。
クラシコキックオフは夕方の19時。
私は18時半ごろに夕飯のおかずを買いにスーパーに向かっていました。
すると通常夜の21時ごろまでは開店しているスーパーの店主が、店のシャッターを閉めようとしていたのです。
僕は慌ててダッシュで店に近づき、店主に「なんでそんなに早く閉めるんだ?」聞いたら、店主は私に「今日はクラシコだからそれを見るためだよ。」と言ってきました。
私は唖然として、笑うしかありませんでしたが向こうはいかにも当たり前のような口調で話すのです。
バルセロナで初めての衝撃でした。このとき、サッカーというスポーツは様々なところに影響を与えているんだなと実感しました。
”盗み”のプロフェッショナル達
次はよく耳にもするかもしれませんがバルセロナで生活するにあたって残念なことの一つ”盗難”です。
観光客数が多いバルセロナ。
その人混みを狙ったり、メトロの混雑を狙って盗みを図る”プロ”達がたくさんいるわけです。
私もぶっちゃけ結論から言うと、携帯や財布など何回か被害に遭いました。
その手口は豊富で、メトロに乗ってて小さなカッターナイフのようなものでいつの間にかリュックを裂かれていたりとか、カフェでパソコン作業をしていてwifiのパスワードを聞くために10秒ほど席を立った瞬間に全て取られていたりなど、、まじのプロなわけです。
後に監視カメラで様子を見させてもらっても、手口はほんと見事なものです。
年々、警備も厳重になり減ってきているとは聞きますがそれでも無くならないのが現実です。
大きく分けてこの2点を話させていただきましたが話し出すと止まらないぐらいいっぱい他にもあります。
予定の時間にバスが来ないことなんか当たり前ですし、クッソ寒い冬にパンツ一丁で海に入る強者がいたりとか、銀行は昼の14時に閉まりますし、雨の日は店を明けない店だってあります。
ただ、そんなカオスだらけの街で暮らしていく中で身につくものもあります。
それは、切り替えの速さと順応力です。
切り替えの速さに関しては実際彼らスペイン人がものすごく早いのですが、ここまでカオスが広がっていると一つ一つのことに気にならなくなってきます。
実際、最近でいうところで昨年末に携帯と財布をやられたわけですが、5年前に盗まれたときの心情と今回の心情では違ったものがありました。
順応力という意味では、何か必ず起きると思って行動するので常にセカンドオプションを持って行動できる癖が付きます。
日本で暮らしていて少し平和ぼけをしていた私からすると最初の方は適応するまでに少し苦労しましたが、今となってはバルセロナに限らず海外で暮らせていくにあたって必要なものなのかなと思います。
【MLTフットボールカレッジ】
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日本人とスペイン人のスタッフで構成されるMLTは、バルセロナを拠点に置くスポーツ団体です。日本のサッカー発展に貢献するため、バルセロナと日本を繋ぐツールになるべく活動しています。日本サッカーが発展するためには、①育成年代の改革 ②サッカーを見る・学べる環境作り ③指導者のレベルの底上げ が優先して必要だと思っており私たちのコンセプトでもあります。
現在は、バルセロナで小学生年代に向けたMLT テクニフィケーションスクールを開催したり、夏に日本で指導者向けカンファレンスやサッカーキャンプを開催しております。詳しくは、我々のホームページにて活動内容を掲載しておりますのでどうぞご覧ください。
MLT 創設者 紹介
【高田 純】
2014 年高校を卒業後、バルセロナに渡り2015年には、スペイン指導者ライセンスレベル2(日本のA級相当)取得。近年では、クラブUEコルネジャで小学生年代チームの第一監督を務める。
-指導経歴-
2014-2015 CLUB フピテルU-12 セカンドコーチ
2015-2016 CLUB フピテルU-12 セカンドコーチ
2016-2017 UE コルネジャ U-12 第一監督
2017-2018 UE コルネジャU-11 第一監督,U-12 第二監督兼アナリスト
2018-2019 UE コルネジャU-11 第一監督,U-14第二監督兼スカウティング
2019-2020 UE コルネジャU11 第二監督
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