古代の薩摩940年 #26

第一部 不老不死の妙薬 市松への徐福の遺言
私がこっちに来て10年が過ぎた。
伝え聞くところによると我が秦は滅び、新しく「漢」という国ができたそうだ。その間にまた多くの人の命が奪われたことだろう。
よく聞け、市松。もう私も長くない。お前達若者は、私が想像していた以上に成長した。安心してお前たちに託すぞ。これはお前の敬愛する李斯殿から私への遺言だったが、そのままお前に伝える。おまえも次代に譲る時は必ず、言い伝えよ。
「この国に決して王様をつくってはならない!」(残念だけど李斯殿は悪賢い宦官の趙高に殺されたということだ。倭の国に来て釣りをして余生を送りたいとおっしゃていたが、それはかなわなかったなあ。)

<第一部 縄文時代 完結>
第二部 弥生時代に続く

この物語は、薩摩の古代の歴史をドキュメンタリー風にしてみました。
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いつか映像にしてくださる方がいると嬉しいです。 吉峯盾

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